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3Dポジショニングでマルチチャンネルソースを扱う

マルチチャンネルサウンドは、ダウンミックスをしなくても、モノソースと同様にポジショニングを使って空間に配置できます。

各スピーカーに対してソースのチャンネルをどう配分するかを計算するために、listenerの周りに半円形の「バーチャルエミッタ」が設定されます。半円形の範囲は、スプレッドの設定で決まります(100%は完全な円形、0%はリスナー正面のポイント)。この半円形がチャンネルの数だけ均等に分割され、ソースの元のチャンネルがそれぞれ、半円内の該当エリアにアサインされます。例えば、ソースがステレオの場合は、円の左半分にあるバーチャルエミッタは全て、ソースの左チャンネルを使い、右半分にあるものは全て、ソースの右チャンネルを使うことになります。その後にスピーカー毎に、各バーチャルエミッタの実際の配分が計算されます。このようにして、3Dポジショニングにおいてもマルチチャンネルのイメージがある程度維持されます。

[注釈] 注釈

スプレッドを0に設定するとバーチャルエミッタが全てリスナー正面の1点に配置されることになり、これは全てのチャンネルをモノにダウンミックスしてから3Dスペースに配置する場合と似ています。


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