バージョン

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Wwise SDK 2019.1.11
2015年1月 新機能概要

Steinberg Nuendo7とのインテグレーションとは

WwiseとSteinberg Nuendo 7間のリンクを構成することができます。このNuendo7のGame Audio Connectでは、ファイルや、オーディオミックスダウンのWwiseへの直接送信、Nuendoソースプロジェクトのエクスポートされたリージョンのハイライトなどが可能です。

Sony Project Morpheus対応

Project Morpheus の3Dオーディオを操作するPS4のlibAudio3dシステムライブラリへは3つのプラグインを用いることで、Wwiseからのアクセスが可能になりました。

  • SCE Audio3d Bed出力がlibAudio3dのオーディオエンドポイント実装をラップしています。
  • SCE Audio3d Global Settings がグローバルの libAudio3d パラメータを制御します。
  • SCE Audio3d Object Panner がWwise内でlibAudio3d によるオブジェクトベースパンニングを可能にします。

カスタムプラットフォーム構成

Wwiseで、ターゲットプラットフォームSDK毎に複数のカスタマイズ可能なプラットフォーム設定が作成できるようになりました。

例えば、単一の"Windows"プラットフォームや、単一の "iOS"プラットフォームではなく、 お客様のプロジェクトで "WindowsHighRez", "WindowsLowRez", "iPhone6", や "iPad" 専用など、カスタムプラットフォーム構成を使用することが出来るようになりました。

Post Event アクション

複数のイベントを作成する際に、他のイベントを参照するアクションを追加することが出来るようになりました。本機能は特定のアクション群が、複数のイベントに対して繰り返される場合に有用です。

新規 Reset Playlist アクション

新規にReset Playlist Event アクションが、ランダム、及びシーケンスコンテナーのステップモードで追加され、プレイリストをリセットすることが出来るようになりました。

バックグラウンドにおけるユーザーミュージックの管理

ゲームコンソールのミュージックプレイヤー機能を使用して、ゲームのBGMをユーザーの音楽で置き換えることが、Xbox 360、PS3、Xbox One、PS4、iOS、及び Androidプラットフォームで可能になりました。また、バス設定において"Mute For Background Music" オプションが追加され、ユーザーのミュージック再生が始まると、単一のみならず複数のバスをミュートすることが出来るようになりました。

Advanced ProfilerでEvents 及び Targetsが表示

Advanced ProfilerのVoicesタブに2つの新規項目が追加:

  • Event: コールされるイベント(群)をリストします
  • Target: 任意イベントのPlayアクションがターゲットとするオブジェクトをリストします

本情報は、また2つの新規対応ボタンを使用して、Voices Graphタブで確認可能:

  • Events: コールされたイベントに対するノードをグラフで表示する
  • Targets: イベントコールがターゲットとするオブジェクトに対するノードをグラフで表示する

RTPCタブゲームオブジェクトウォッチ

ウォッチのある全てのゲームオブジェクトは全てRTPCタブグラフビューで、縦のラインとして表示され、オブジェクトに関連付けられたパラメータ値についての表示可能な情報が提供されます。

増分サウンドバンク生成

SoundbBankの生成時間が大幅に削減されました。変更されてたSoundBankのみが生成されます。

SoundFrame 機能追加

SoundFrame SDK に新規機能が追加されました:

  • SoundBank オブジェクトがドラッグ・アンド・ドロップで、取り扱えるようになりました。
  • 新規 AK::SoundFrame::ISoundFrame::ShowWwiseObject() メソッドにより SoundFrameクライアントが、Property Editor, List View、及び Project Explorerなどの各種ビューにおいてオブジェクトを確認できるようになりました。

変換設定がより柔軟に

新規設定項目 "Min Sample Rate"、"Max Sample Rate" 及び "Allow channel upmix" が変換設定に追加されました。

キャッシュへのデータピン固定

Wwiseに新規APIが追加され、ユーザーによるストリーミングキャッシュ上のオーディオデータの細かな制御が可能になりました。PinEventInStreamCache() をコールすることで、ユーザーは特定のイベントが使用するメディアデータをストリーム上に固定する(Pinする)ことができるので、必要なタイミングで遅延無く再生を開始させることができます。PinEventInStreamCache() がコールされた際に、データがキャッシュ上にデータが存在しない場合は、データが低プライオリティの自動ストリームとしてストリームされます。ピン固定する各メディアの長さは、Wwiseオーサリングツール上のプリフェッチスライダーを使用してミリ秒単位でカスタマイズ可能です。メモリ上のデータは、ユーザーがUnpinEventInStreamCache()を使用して解放するまでメモリ上に残ります。

RTPCの最適化

最適化によりRTPCのCPU負荷が低減されました。

テーブル要素のフィルタリング検索

Wwiseのビューの全ての右上にサーチアイコンがあり、指定した文字列に一致するテーブル要素をフィルター検索ができます。

リネームの一括バッチ処理

新規ビュー Batch Rename が追加され、プロジェクト内のオブジェクトの一括リネームが可能になりました。

大幅なVorbisコーデックの処理パフォーマンス向上

Wwise 2015.1では多くのプラットフォームでのVorbis処理速度が向上されています。下記の表で示されるように、弊社での検証において高品質圧縮で低レベルにおいても大幅に性能向上が確認できました。

Android Intel (PC & Mac) iOS PS3 PS4 Vita (hardware) Vita (software) Xbox 360 Xbox One
最高クオリティ (Q 10) 1.06x 1.20x 1.19x 1.09x 1.14x 1.12x 1.19x 1.24x 1.31x
最低クオリティ (Q -2) 1.15x 1.61x 1.57x 1.27x 1.43x 1.28x 1.52x 1.67x 1.72x

オンラインドキュメントの提供

Wwiseドキュメントがaudiokinetic.com上のオンラインドキュメントとして提供されました。単一ポータル上で、異なるソースドキュメントに対して一括検索することができるようになりました。


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