Wwiseが対応しているメディアファイルの種類については、以下を確認してください。
注釈 | |
---|---|
Wwiseが対応しないファイルをインポートしようとすると、回復不可能なエラーが生じ、Import Conflict Managerに表示されます。回復不可能なエラーの対処方法については「回復不可能なエラーの対処」を参照してください。 |
オーディオフォーマットがWaveform(WAV)やAmbisonics(AMB)であるファイルをWwiseにインポートできます。Wwiseはファイルヘッダを読み、適切なチャンネルコンフィギュレーションを適用できます。
複数オーディオチャンネルのメディアファイルをWwiseにインポートできます。
下表は、Wwiseが対応している全てのソースチャンネルコンフィギュレーションと、そのコンフィギュレーションに使用可能なチャンネル、そして特記がない限りWwiseがデフォルトで使用するコンフィギュレーションを示したものです。
注釈 | |
---|---|
Wwiseは常に、Microsoftの標準チャンネル割当に従います。ファイル内の順序は、Wwiseで表示される順序と異なります。Wwise内の順序を、以下の表に示します。 |
チャンネル名 - 略式名とフル名 |
推奨される角度 |
|
---|---|---|
L |
Left |
22°-30° |
R |
Right |
22°-30° |
C |
Center |
0° |
SL |
Surround Left |
90°-110° |
SR |
Surround Right |
90°-110° |
BL |
Back Left |
135°-150° |
BR |
Back Right |
135°-150° |
LFE |
Low-Frequency Effects |
該当せず |
チャンネル |
Wwiseが使用するチャンネルコンフィギュレーション |
---|---|
0.1 |
LFE |
1.0 |
C |
1.1 |
C + LFE |
2.0 |
L + R |
2.1 |
L + R + LFE |
3.0 |
L + R + C |
3.1 |
L + R + C + LFE |
4.0 |
L + R + SL + SR |
4.1 |
L + R + SL + SR + LFE |
5.0 |
L + R + C + SL + SR |
5.1 |
L + R + C + SL + SR + LFE |
6.0 |
L + R + BL + BR + SL + SR |
6.1 |
L + R + BL + BR + SL + SR + LFE |
7.0 |
L + R + C + BL + BR + SL + SR |
7.1 |
L + R + C + BL + BR + SL + SR + LFE |
7.1.2 |
L + R + C + BL + BR + SL + SR + HFL + HFR + LFE |
7.1.4 |
L + R + C + BL + BR + SL + SR + HFL + HFR + HBL + HBR + LFE |
9.1 |
L + R + C + SL + SR + HFL + HFR + HBL + HBR + LFE |
10.1 |
L + R + C + SL + SR + T + HFL + HFR + HBL + HBR + LFE |
11.1 |
L + R + C + SL + SR + T + HFL + HFC + HFR + HBL + HBR + LFE |
13.1 |
L + R + C + BL + BR + SL + SR+ T + HFL + HFC + HFR + HBL + HBR + LFE |
Wwiseにインポートする際に具体的なマルチチャンネルコンフィギュレーションを維持したい場合は、WAVヘッダのフォーマットチャンクWAVEFORMATEXTENSIBLEで、定義する必要があります。なお、WAVEFORMATEXTENSIBLEの、チャンネルマスクで定義したチャンネルにWwiseが対応しない場合は、対応する値に自動的に変更されます。例えば、レフトチャンネルを定義しライトチャンネルを定義しないコンフィギュレーションの場合は、レフトチャンネル(0x01)がセンターチャンネル(0x04)に変更され、またサイドチャンネルを定義しリアチャンネルを定義しないコンフィギュレーションの場合は、サイドチャンネル(0x100、0x200)をリアチャンネル(0x10、0x20)に変更します。
なお、WwiseのアプリケーションであるMulti-Channel Creatorを使えば、モノオーディオファイルやステレオオーディオファイルを組み合わせて、1つのマルチチャンネルファイルにすることができます。この独立したユーティリティはWwiseパッケージの一部としてインストールされ、Wwiseアプリケーションと同じディレクトリにあります。Multi-Channel Creatorを使うと、どのようなマルチチャンネルコンフィギュレーションのファイルでも作成できるので、Wwiseプロジェクトにインポートできます。また、このツールで特定のモノファイルを0.1コンポーネントとしてフラグを立て、独立したLFEチャンネルとしてWwiseにインポートすることも可能です。Multi-Channel Creatorを使ったマルチチャンネルファイルの作成については、HelpドキュメンテーションのWwiseのツールの説明のMulti-Channel Creatorを使うを参照してください。