SoundBanksは、Wwiseのメジャーリリースの下のマイナーバージョン間では、必ず互換性があります。例えば、Wwiseの2017.1.2で生成されたSoundBanksは、Wwiseの2017.1.9バージョンにロードして正しく使えます。一方、Wwiseのメジャーバージョン同士では、SoundBanksの互換性が保たれないことがあります。例えば、Wwiseの2017.1.2で生成されたSoundBankは、Wwiseの2018.1バージョンにロードして使うことができない可能性が高いです。2018.1で改めてSoundBankを生成する必要があります。
ただし、この全体的なルールに貴重な例外があります。SoundBanksに含まれるのがメディア情報のみ(つまりEventや構造情報が入っていない)のであれば、2016.1以降のバージョンで生成されたSoundBanksは、Wwise 2018.1、Wwise 2017.2.7、そしてそれ以降のバージョンで正しく使えるはずです。プラグインメディアの場合は、正しく使えないことがあるので、特に注意してください。
長い期間に渡ってプレイされるゲームのデザイナーは、途中でWwiseのバージョンアップデートが予想されるのであれば、 メディアのみのSoundBanks を取り入れることでアップデート対象を構造専用やEvent専用のバンク(比べると、かなり小さい)に限定するような対策を、真剣に検討してください。