バージョン

menu_open

サイドチェインをWwiseで設定する

サイドチェインの設定は、WwiseのRTPC(Real-Time Parameter Control)カーブや、Wwise Meterエフェクトを使い簡単にできます。以下は、PC Weaponオーディオバスを通過する信号が、NPC Weaponオーディオバスのボリュームを、3段階に分けて自動的に圧縮する例を示しています。

  1. Game Parameterを作成する: まず最初に、ゲームパラメータ(PC_Weapon_Volume)を作成し、そのレンジ(範囲)を-48から0までとし、ゲームのダイナミックレンジとして適切なレンジにします。このゲームパラメータが、2つのバスの間のコミュニケーションチャネルの役を担います。

  2. バスにWwise Meter Effectをインサートする: 次に、Wwise Meter Effectを必ず聞こえるようにしたいバスにインサートしますが、この場合はPC_Weaponであり、Output Game Parameterを選択します。

    Wwise Meter Effectが、インプットオーディオ信号をモニタリングします。エフェクトをサイドチェインに使う場合、Mode、Attack、Release、Holdの各種パラメータを使いアウトプット信号のレスポンススピードを抑制し、滑らかにした値をゲームパラメータに送信しますが、この場合はPC_Weapon_Volumeに送信します。

  3. RTPCカーブを作成する: 最後に、減衰させるバスでRTPCカーブを作成します。この例では、バスボリュームをPC_Weapon_Volumeゲームパラメータに関連付けて、そこで減衰カーブが作成されます。"x"軸がWwise Meter Effectの計算後のRMS信号を表し、"y"軸がNPC Weapon Audio Busのボリュームの減衰の程度を表します。

サイドチェインを使うバスの階層を構築するには、この3つの簡単な手順を繰り返すだけです。


このページはお役に立ちましたか?

サポートは必要ですか?

ご質問や問題、ご不明点はございますか?お気軽にお問い合わせください。

サポートページをご確認ください

あなたのプロジェクトについて教えてください。ご不明な点はありませんか。

プロジェクトを登録していただくことで、ご利用開始のサポートをいたします。

Wwiseからはじめよう