バージョン

menu_open

サウンドの減衰設定のプレビュー

サウンドの減衰(Attenuation)プロパティが設定できたら、設定内容をWwiseで直接、プレビューできます。サウンドの減衰半径内をプレイヤーが移動する時に、何が聞こえてくるのかが、大まかに確認できます。Wwiseで直接、サウンドの減衰をプレビューできるため、ゲームにオーディオを全く実装していない状態であっても、設定の微調整や工夫が可能となります。

[注釈] 注釈

減衰設定のプレビュー表示が可能なのは、Emitter positioningを使用するサウンドに限定されます。

減衰設定をプレビューするには、サウンドの減衰半径内でリスナーの位置を変えられなければなりません。これを、Attenuation EditorにあるAttenuation Preview機能で行います。Attenuation Previewはサウンドの減衰半径を図式化した画面で、半径はMax distance(最大距離値)によって決まります。サウンドのソースが、常に円の中心にあります。このサウンドソースに対するリスナーの位置関係を、以下の2種類の操作機能で変更します。

  • 赤い点: サウンドソースに対するリスナーの実際の位置を表す。この赤い点は減衰半径内を自由に動かせる。中心から赤い点を遠ざけると、サウンドのボリュームが次第に小さくなり、円の外周で最大減衰に到達する。つまり、リスナーの位置を指定することで、サウンドソースからリスナーまでの距離が自動的に設定される。

  • 黒い細線: サウンドソースに対するリスナーの角度を表す。デフォルトでリスナーはサウンドソースの真正面(0°の角度)にあるが、黒い細線を円くドラッグして角度を変更できる。角度を360°(-180°から180°まで)完全に移動させることで、サウンドソースの周りを動く様子をシミュレーションできる。

再生中に角度やポジションを操作して、サウンドに対してリスナーが移動する様子をシミュレーションできます。

リスナーのポジションや角度をリセットするには、Ctrlを押しながら減衰半径の中をクリックするか、Transport ControlのResetセレクタボタン (>>)をクリックして、Reset Positionを選択します。

[注釈] 注釈

グラフビューの、Distanceカーソルをドラッグすることで、サウンドに対するリスナーの位置を変えることもできます。

サウンドの減衰設定をプレビューするには:

  1. Property Editorにオブジェクトをロードして、Positioningタブに切り替える。

  2. Attenuationの下の、Attenuation ShareSetを選択するセレクタをクリックし、Edit…をクリックする。

    Attenuation Editorが開く。

  3. Transport Control内で、Playアイコンをクリックし、サウンドの再生を始める。

  4. リスナーのポジションを変更するには、赤い丸をドラッグして、減衰半径内を自由に移動する。

    リスナーが、サウンドソースの周りを動いているかのように聞こえる。減衰レベルは、ソースとの距離の増減に従い、変化する。

    [注釈] 注釈

    リスナーのポジションを指定することで、サウンドソースからリスナーまでの距離が自動的に設定されます。また、グラフビューのDistanceカーソルをドラッグすることで、リスナーをサウンドソースに近づけることや遠ざけることができます。

  5. リスナーの角度だけを変更して距離を変更しない場合は、以下のいずれかを行う。

    • 減衰半径内の任意の場所をクリックする。

    • 黒の細線を、円形にドラッグする。

    リスナーが、サウンドソースの周りを動いているかのように聞こえる。また、減衰コーンが使われていれば、リスナーがサウンドコーンの別のエリアへ移動すると、減衰も変化する。なお、角度を変更する時に、距離は変わらない。その結果、サウンドの距離に基づいた減衰は発生しない。

    [注釈] 注釈

    リスナーのポジションや角度をリセットするには、Ctrlを押しながら減衰半径の中をクリックするか、Transport ControlのResetセレクタボタン (>>) をクリックして、Reset Positionを選択します。


このページはお役に立ちましたか?

サポートは必要ですか?

ご質問や問題、ご不明点はございますか?お気軽にお問い合わせください。

サポートページをご確認ください

あなたのプロジェクトについて教えてください。ご不明な点はありませんか。

プロジェクトを登録していただくことで、ご利用開始のサポートをいたします。

Wwiseからはじめよう