バージョン

menu_open
テキストを挿入する(Insert)

Batch Rename Settingsパネルの3セクションのうち、3つ目のセクションがInsertです。このセクションで、簡単な置換や文字ポジションを使ってオブジェクト名やNotesにテキストやprintf format numberパターンを挿入できます。

テキストなどを挿入するには:

  1. 名前変更を適用する対象がリストにあるオブジェクトの名前かコメントかを、Apply Toリストで指定する。

  2. Insertを有効にする。

  3. 挿入タイプをInsert whatで指定する:

    • Text: To insertに入力したテキストをそのまま挿入する。

      # start atが無効になる。

    • Text with Number: To insertに入力したテキストが挿入され、C++ printf format numberパターンが認識される。

      # start atが有効になる。

  4. Text with Numberを選択した場合は、入力したC++ printf format numberパターンを開始させる位置を指定するために# start atフィールドに整数を入力するか、そのスライダを希望する数値まで移動する。

    Textを選択した場合は、このフィールドは無効になる。

  5. 挿入するテキストをTo insertフィールドで指定する。なおText with Numberを指定した場合は、ここに適切なC++ printf format numberパターンが入力されるものとWwiseが認識する。

    • また、セレクタを使って、一般的に使われるC++ printf format numberパターンの既定テキストを入力することもできる。

  6. 挿入の処理を行う文字ポジションを指定する。指定するにはAt positionテキストボックスに整数を入力するか、そのスライダを希望する数値まで移動する。

  7. At positionをカウントする向きを選択する:

    • Beginning(名前またはコメントの始まりから)

    • End(名前またはコメントの終わりから)

  8. 変更内容を確認してから、Rename Allをクリックして内容を挿入する。

Example: 数字を挿入する

もう一度、Wwise Sample Projectを例に説明します。例えば、サンプルプロジェクトのActor-Mixer HierarchyにあるMIDI Work UnitのKalimba、Sansula、Voice、Wood Sansulaのブレンドコンテナに入っている全てのバーチャルインストゥルメントSFXをトラッキングしたいとします。それぞれのバーチャルインストゥルメントを、専用のケースにしまってあげると良いでしょう。既に「Example: マッチ結果から削除する」で、グループ全体を識別するための冒頭の"VI_"が個々の認識に重要でなかったため、削除しました。そこでQAチームが、個別に番号を振った方がオブジェクト名をトラッキングしやすいと判断したので、これに従いSFXオブジェクトの冒頭に個別番号を挿入することにします。

  1. Project ExplorerでこれらのコンテナのSFXオブジェクトを全て選択して、Batch RenameショートカットのCtrl+F2(デフォルト)を押す。

    Batch Renameビューが開き、選択したSFXオブジェクトがPreviewパネルに表示される。

  2. NameApply toオプションとして選択されていることを確認して、InsertSettingsパネルで有効にする。

    挿入フィールド(InsertInsert whatTo insertAt positionFrom)が有効になる。

  3. Text with Numberを選択する。

    # start atフィールドが有効になる。

  4. #start at0のままにする。

  5. To Insertフィールドにエムダッシュ(em-dash)、次に小文字16進数のprintf文字を2桁以上になるようにゼロパディングしたものを入力する: —%02x

  6. At position0に指定する。

  7. からのリストでを選び を終了

  8. Previewパネルをクリックする。

  9. After列が更新され、例えばSENSULA_A02_01—1fのように全てのオブジェクト名の末尾にエムダッシュ(元のオブジェクト名と適切な間隔を確保する役割)と、2桁の16進数が追加されて表示される。

  10. Rename Allをクリックして変更内容を適用する。

    PreviewパネルにBatch Renameの全オブジェクトの更新された名前とSuccessfully renamedメッセージが表示される。

[注釈] 注釈

Batch Renameビューの番号挿入は、名前変更を適用する前にアルファベット順にPreviewパネルで表示された順番に従い、連番が挿入されます。つまりオブジェクトA、B、Dの挿入設定が、Text with Number%dの挿入、ポジション0、開始Endから、となっていれば、プロジェクト階層にオブジェクトCがあったとしてもBatch Renameに追加されていないので、結果的にA0、B1、D2と連番が振られます。


関連トピック


このページはお役に立ちましたか?

サポートは必要ですか?

ご質問や問題、ご不明点はございますか?お気軽にお問い合わせください。

サポートページをご確認ください

あなたのプロジェクトについて教えてください。ご不明な点はありませんか。

プロジェクトを登録していただくことで、ご利用開始のサポートをいたします。

Wwiseからはじめよう