キャプチャーセッションの最中や終了後にいつでも、Wwiseプロジェクト、つまりゲームの特定オーディオエレメントに関する統計情報を確認するために、キャプチャーされた情報をWwiseで分析することができます。
注釈 | |
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現在、キャプチャーセッションから抽出できるのは、ダイナミックダイアログエレメントに関する情報だけです。提供される統計情報を完全に理解するには、Wwiseでダイナミックダイアログを生成する際の、様々なステップを理解しておくことが重要です。ダイナミックダイアログについては「ダイナミックダイアログシステムを理解する」を参照してください。 |
Profiler Statisticsビューに、キャプチャーセッションで抽出した統計情報が表示されます。既定のクエリがいくつかあり、キャプチャーログ内にある、様々な情報サブセットの統計情報を提供します。例えば、キャプチャーセッション中に完結した(Resolved)パスはどれか、これらパスが完結したのは何回か、その結果オーディオが再生されたのは何回か、などを判定できます。また、フィルタを設定して情報の的を絞ったり、問題を見つけたり、対策が必要な場合にとるべきアクションを判断したりできます。
全てのアクティブなキャプチャーセッションから統計情報を抽出できるので、リモート接続したゲームからキャプチャーしたデータや、Wwise内でローカルにキャプチャーしたデータを使い、統計情報を収集できます。アクティブなキャプチャーセッションとは、Capture Logに情報が表示されているセッションのことです。
キャプチャーセッションから、統計情報を収集するには:
ローカルまたはリモートで、キャプチャーセッションを開始する。
メニューバーで、Views > Profiler Statisticsをクリックする。
Profiler Statisticsビューが開く。
Queriesリストで、以下のクエリを1つ選択する。
Paths Used - キャプチャーセッション中に完結して、Dynamic Sequence(ダイナミックシーケンス)リストに追加されたパスはどれか、またこれらパスが完結したのは何回か、そしてその結果オーディオが再生されたのは何回か、を表示する。
Paths Added - キャプチャーセッション中にトリガーされたダイアログイベントを表示する。ダイアログイベントがトリガーされるた結果、Dynamic Sequence(ダイナミックシーケンス)リストに追加されたオーディオオブジェクトと、それが追加された回数を表示する。
Dialogue Events Distribution - キャプチャーセッション中にトリガーされた様々なダイアログイベントの統計情報を表示する。具体的には、完結されたダイアログイベントの回数と、それが実際にオーディオオブジェクトの再生に結び付いた回数を比較表示する。
Runをクリックする。
クエリ結果が、Resultsペインに表示される。
不要な情報があれば、フィルタオプションを1つ以上選択して非表示にする。検索の対象を絞ることで、何らかの対応が必要な時に、素早く判断できる。