メモリプールの種類によって、ワーストケースシナリオが異なることがあります。例えば、同時に64個のサウンドを再生すると、ロワーエンジンプール(Lower engine pool)のメモリ消費が急激に増加しますが、デフォルトメモリプールのメモリ消費はわずかに増えるだけです。一方、同時に20個のSoundBankをロードすると、デフォルトエンジンのメモリ消費が増加しますが、ロワーメモリプールのメモリ消費は影響を受けません。しがたって、ゲームには様々な状況があり、それぞれメモリの使い方が異なる可能性が高いので、全てのテストで同じワーストケースシナリオを使うのは推奨されません。
テストすべき条件の1つが、ゲームレベルが変わってSoundBankをロードしたりアンロードしたりする時で、これはデフォルトメモリプールのメモリ消費がピークに達する状況です。例えば、ゲームで、レベル1からレベル2に切り替わる時に、両方のSoundBankが瞬間的にメモリにロードされた状態となることがあれば、メモリ消費が急激に上がる可能性があります。
注意 | |
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Windowsプラットフォームでピーク時のメモリ消費をチェックするテストの前に、ゲームが稼働するPCのスピーカーのセットアップコンフィギュレーションが、5.1以上となっていることを確認してください。これは、スピーカー設定がステレオの場合に、サウンドエンジンが一定の最適化処理を行うため、5.1の時よりもメモリ消費が少ない可能性があるからです。 |