バージョン
サウンドを向上させる必要がある場合には、ディレイプラグインを使用してサウンドを広げエコーを加えることができます。ディレイエフェクトは、オーディオ信号を指定された期間に渡り遅延させます。この遅延が、指定された時間にわたってオーディオ信号を入力へ送信し、エコーエフェクトを作成します。遅延時間は、数ミリ秒から1秒の範囲とすることができます。この遅延時間(ディレイタイム)が長い場合(50ミリ秒以上)、遅延が非常に興味深いエフェクトを作り出すエコーを生成します。このエフェクトを、例えば単一のギターリフなどインストゥルメントに使用すると、結果として太いギターサウンドが生み出されます。遅延時間を短くすると、まるでもっとギターがたくさんあるようなダブリングエフェクトを作成することができます。フィードバックが追加されると、オーディオ信号が連続的に繰り返され、繰り返しごとに静かになります。同じストラテジーで、いくつかのダイアログクリップを使用して群衆のサウンドを効率的に生み出すことができます。
Wwiseディレイプラグインには、オーディオ環境のエコーエフェクトを作成するために使用できる一連のプロパティが含まれています。これらのプロパティの多くは、RTPCを使用してGame Parameterにマッピング可能です。
注記 | |
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Wwiseディレイエフェクトは、Auxバスでも使用可能です。 |
項目 |
内容 |
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Inclusion
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このオブジェクトが含まれるのかどうかを示す。選択すると、このオブジェクトが含まれる。選択しないと、含まれないことを示す。 デフォルトでは全プラットフォームに適用します。 プラットフォーム専用のカスタマイゼーションを設定したり決定するにはLink indicator (チェックボックス左側)を使います。 チェックなしの場合は、Property Editorのプロパティや動作を設定できない。 |
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Name |
エフェクトインスタンスの名前。 エフェクトインスタンスは、エフェクトのプロパティ設定をまとめたものである。カスタムインスタンスとShareSetの2つのタイプがある。カスタムインスタンスは1つのオブジェクトだけに使用できるのに対し、ShareSetは複数のオブジェクト間で共有できる。 |
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Effect |
エフェクトのタイプ。 |
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Shared by (Used by) |
選択されているShareSetに現在サブスクライブされているオブジェクトのリスト。 エフェクトのカスタムインスタンスを編集している場合は、このフィールドが"Used by"となる。 |
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検索フィールドが開き、標準的な英数字の検索によってマッチしない項目がビューで非表示となる。詳しくは「表の使用」を参照。 検索フィールドを閉じて検索フィルタを解除するには、Searchアイコン左のCloseアイコンをクリックする。
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エフェクトのプロパティ設定をデフォルト値に戻す。 エフェクトのカスタムインスタンスを編集している場合のみこのオプションが使用可能。 |
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Notes |
エフェクトに関する追加情報。 |
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エフェクト設定 | ||||||
Delay Time |
遅延時間量。短い遅延時間またはエコーはダブリングエフェクトを生成します。より長い時間では、エコーが生成されます。 デフォルト値: .5 |
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Enable Feedback |
フィードバックがディレイエフェクトで使用されるかどうかを決定します。 |
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Feedback |
入力に送り返される遅延信号量。繰り返される信号の音量は、繰り返しごとに静かになります。 デフォルト値: 50 フィードバックの割合が高くなると、遅延サウンドが繰り返し聞こえているようなハウリングエフェクトを生み出すことができます。 |
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Wet/Dry Mix |
出力される処理済み信号量。 値が0の場合は完全にドライな信号であることを意味します。また、値が100の場合は完全にウェットな遅延信号であることを意味します。 デフォルト値: 50
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Output Level |
ディレイエフェクトの全体的な出力レベル。 デフォルト値: 0 |
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Process LFE |
エフェクトがLFEチャンネルで処理されるかどうかを決定する。これが選択されていると、エフェクトは常にLFEチャンネルで処理されます。選択されていない場合は、次のいずれかが発生します: エフェクトがAuxバスで使用されると、LFEチャンネルに無音が生じる。 エフェクトが挿入エフェクトとして適用された場合、LFEチャンネルへの影響はない。 |