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DCオフセット除去

DCオフセットは、振幅0から信号までの距離を%で示したものです。通常のケースでは、サウンドに問題が起きないようにDCオフセットを除去すべきです。オフセットを維持したい場合は、Wwiseへの好ましくない影響があるので、注意してください。

  • ノーマライズしたサウンドにDCオフセットがあると、オフセットがヘッドルームを消費するので、オーディオ処理中の最高ボリュームに到達できません。この問題はミックス全体に影響する可能性があり、DCオフセットのあるサウンドとないサウンドの2つをミックスすると、両方にDCオフセットが適用されてしまいます。

  • リカーシブDSPアルゴリズムを適用した信号は全て、DCオフセットのオーディオファイルに非常に敏感に反応する可能性があり、ノイズが発生してしまいます。これは、特にリバーブプラグインや、Environmental FXプラグインで起きる可能性があります。

[注意] 注意

ループサウンドのDCオフセットを除去することは推奨されません。Remove DC offsetはハイパスフィルタ機能であり、サンプルが継続再生されることを認識できないため、ループの最初と最後のサンプルを同様に処理するとは限りません。信号が中断され、クリックが聞こえてしまう可能性があります。

最適でないパフォーマンスによる問題を避けるために、DCオフセットは、ランタイムに除去しません。このため、Wwiseにファイルをインポートする前にDCオフセットを除去することが推奨され、DCオフセット除去フィルタ(多くのオーディオオーサリングツールで提供)を利用したり、Wwiseのコンバージョン処理中に行ったり(Conversion Settingsウィンドウにて)してください。


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