Capture Logで、サウンドエンジンから送られてきた全ての情報をキャプチャーして記録します。ここには具体的なアクティビティが含まれ、例えばゲームがトリガーしたイベントや、プロトタイプ段階でSoundcasterまたはGame Simulatorからマニュアル操作でトリガーしたイベントなども含まれます。キャプチャーされた情報は、Capture Log にそれぞれ個別の項目として記録されます。Capture Logの項目をダブルクリックすると、関連するWwiseオブジェクトやイベントがProperty EditorまたはEvent Managerにロードされます。さらにShiftを押しながらある項目をクリックすると、Performance Monitorのタイムカーソルを移動させて、同じ時間にほかの全てのビューを同期させることもできます。
ゲームオブジェクトのタイプ、Wwiseオブジェクト名、サウンドエンジンが実行する具体的なアクティビティタイプなど、いくつかのフィルタ条件を設定してリストにフィルタをかけられます。また、リストを.PROFファイルとして保存してあとからWwiseに再ロードできます。別の方法として、リストをテキストファイルとして保存してMicrosoft Excelにインポートしてからソートしたり、細かく分析したりできます。
項目 |
内容 |
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Capture Log Filterダイアログボックスが開き、Capture Logアウトプットにかけるフィルタ条件を選択できる。 |
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Capture Logの内容をPROFファイルまたはタブ区切りテキストファイルとして保存する。このテキストファイルに、リストに適用したフィルタやソートが全て含まれる。 |
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Filter text box |
ここに入力したテキストを、Wwise Object列とGame Object列にかけるフィルタとして使う。 |
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Wwise Object |
Capture LogのWwiseオブジェクト列の表示を、オブジェクト名またはオブジェクトIDのどちらかにする。 |
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(Indicators)
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灰色と白色の円が、Capture Log上でPerformance Monitorタイムカーソル位置の100ミリ秒以内にある項目を示す。インジケータが白ければ白いほど、このエントリがタイムカーソルの位置に近いことを意味します。 |
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青い円は、キャプチャーログのアイテム(項目)のうち、互いに関係するものを示します。ログでアイテムを1つ選択すると、他のアイテムに青い円が表示されます。 | |||
Timestamp |
この項目をキャプチャーしたゲームタイム。Wwiseのシミュレーション中やゲーム中のある厳密な時間で何が起きたかを確認するときに、タイムスタンプが役立つ。 |
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Type |
Capture Logに記録されている項目のタイプ。ご利用可能な異なる Types の短いリストや説明にはCapture Log Filterページをご覧ください。 |
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内容 |
ログに記録されている項目に関する情報。プロパティ値の変化やStateの変化などの情報も含まれることがある。 |
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Wwise Object |
ログに記録された項目に関連するWwiseオブジェクトがあれば、その名前またはID。 ログに記録された項目に関連するWwiseオブジェクトが複数あれば、Multiple Objectsと記載される。ログに記録された項目に関連するWwiseオブジェクトがなければ、No Elementと記載される。 この列の表示をオブジェクト名とするのか、IDとするのかは、Wwise Object Columnセレクタで選択する。 |
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Game Object |
ログに記録された項目に関連するゲームオブジェクト名。 Transport/Soundcasterとは、Wwiseオブジェクトがトリガーした項目で、特定のゲームオブジェクトに関連しない場合を示す。 |
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Scope |
ゲーム内のオブジェクトに対して、ログに記録された項目が適用される範囲。2種類の適用範囲を、以下に示す。
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関連トピック
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Tip |
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Capture Logに表示された項目の時間にGame Profilerカーソルを合わせるには、その項目をShift-クリックします。 |