ゲーム中に、タイミングによって特定のオブジェクトを他より目立たせたい状況もあります。例えば、キャラクターがゲーム中に話している時はミュージックの音量を下げるかもしれません。ダッキング(Ducking)機能を使えば、ある信号が他の信号と比較した時に重要かどうかを設定できます。ダッキングを使うと、1つのバスが目立つように、同じタイミングで別のバスを通る全てのオブジェクトのボリュームレベルが自動的に下がります。
信号のダッキングの仕方をコントロールするには、以下のプロパティや動作設定を調節します。
Ducking volume
Fade out
Fade in
Curve shape
Recovery time
Maximum ducking volume
プロパティ値や動作設定がダッキングされる信号に与える影響を、下図に示します。
信号をダッキングするには:
Property Editorにバスを1つロードする。
グループボックスAuto-duckingのInsertをクリックする。
Project Explorer - Browserが開き、ダッキングできる全てのバスのリストが表示される。
注記 | |
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バスは、自分自身や直接の親をダッキングできません。 |
現在のバスが信号を受信した時にダッキングさせるバスを1つ、リストから選択する。
OKをクリックする。
選択したバスがDucking listに追加される。
ダッキングされるバスのプロパティや動作を定義するために、以下の設定を調節する。
Volume - 現在のバスが信号を受信した時の、選択したバスのボリューム減少量。
Fade Out - 元のボリュームからダッキングしたボリュームまでの、フェードアウトにかかる時間。
Fade In - 元のボリュームに戻るまでの、フェードインにかかる時間。
Curve - フェードアウトやフェードインの仕方を決めるカーブ形状。
テキストボックスRecovery timeに、現在のバスの信号の終了から、ダッキングされた複数の信号のフェードイン開始までの時間を指定する。
テキストボックスMaximum ducking volumeに、現在のバスが1つ以上のバスによってダッキングされてボリュームが減衰する時の減衰最大量を指定する。
注記 | |
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ダッキングは、Auxiliary Busで使用できません。 |