1つの演算子(Operator / オペレータ)を設定した基本的なクエリでは詳細が不充分で、探しているものが正確に見つからない状況も考えられます。このような場合には、クライテリアグループ(Criteria group)を使って、さらに詳細な検索を設定します。クライテリアグループは、条件(Criteria)のサブセットであり、別の演算子を設定できます。これを使えば、様々な演算子を設定した1つのクエリを作成できます。例えば、名前(Name)が「P」で始まり、かつ(AND)、名前に「1または0(1 OR 0)」が含まれる、全てのオブジェクトを探し出すクエリを作成できます。
1つのクエリ内にクライテリアグループ(単数または複数)を設定して、特定のオブジェクトやその他のエレメントを、プロジェクトから探し出せます。クライテリアグループを、さらに別のクライテリアグループの中に入れて(ネスト化して)、非常に細かいクエリを設定することも可能です。
クエリ内に、クライテリアグループを設定するには:
Query Editorに、クエリを1つロードする。
Browserリストで、Criteria Groupingセクションの、Group (And/Or)オプションをダブルクリックする。
Criteriaリストに、新規クライテリアグループが追加される。
Browserリストで、クライテリアグループにクライテリア(単数または複数)を追加するには、以下を行う:
Criteriaリストで、クライテリアグループを選択する。
Criteriaグループに追加するクライテリアを1つ、ダブルクリックする。
クライテリアの条件を入力、または選択する。クライテリアを入力する時に、単語の一部をワイルドカード演算子(Wildcard operator)の「*」で置き換えてもよい。
注記 | |
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グループ内のクライテリアの順番を変えるには、1つのクライテリアを新しい順位までドラッグするだけです。グループに追加したクライテリアは、グループの外にドラッグすることはできません。 |
Criteria Group Operator(クライテリアグループ演算子)リストで、以下のいずれかを選択する。
Andは、グループ内の全てのクライテリアが「true」である時の結果を表示する場合。
Orは、グループ内の1つ以上のクライテリアが「true」である時の結果を表示する場合。
注記 | |
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グループ外にクライテリアを追加するには、グループの外側をクリックしてグループの選択を外し、Browserリストに表示されたクライテリアを1つ、ダブルクリックする。 |
Run Query(クエリ開始)をクリックする。
クエリの結果が表示される。列のヘッダをクリックすると、結果をソートできる。
Tip | |
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Resultsリストのエントリ(項目)を1つ選択すると、自動的に、Transport Controlにロードされるので、すぐに再生できます。また、Resultsリストのエントリを複数選択して右クリックして、 Edit、Show in Multi Editor、 Show in Schematic View、Convertなど様々なコマンドもアクセスできます。Resultsリストのエントリをダブルクリックすると、そのエントリが、Property Editorに表示されます。また、プロジェクトエレメントを、Resultsリストから、Project Explorerにドラッグできます。例えば、Resultsリストのサウンドオブジェクト(単数または複数)を、Project Explorerに表示されたアクターミキサーやコンテナに、ドラッグすることができます。 |
クエリ結果を他のアプリケーションで使うには、Copy to Clipboard(クリップボードにコピー)をクリックする。
クライテリアや検索結果をクリアするには、Clearをクリックする。