プロジェクトの様々なコンバージョン設定ShareSet(Conversion setting ShareSet)が作成できたら、プロジェクト階層にあるオブジェクトに、アサインしていきます。プロジェクト階層にある他のオブジェクトプロパティと同様に、コンバージョン設定ShareSetも、親から子に継承されるので、あるアクターミキサーにコンバージョン設定ShareSetをアサインすると、その下にある全てのコンテナやオブジェクトが、自動的に同じShareSetを使用します。もちろん、親オブジェクトの設定ShareSetをオーバーライドできるので、階層の特定のオブジェクトや、特定のソースに対して、別のコンバージョン設定を適用することもできます。
デフォルトで、コンバージョン設定インスタンスを作成すると、必ずShareSetとなります。ただし、特定のオブジェクト用に、ShareSetを調整することができます。他のオブジェクトと、そのコンバージョン設定をシェア(共有)したくない場合は、ShareSetのカスタムインスタンスを作成します。ShareSetのカスタムインスタンスを使用すると、設定が現在のオブジェクトだけに適用されます。このコンバージョン設定に変更を加えても、影響を受けるのは、この1つのオブジェクトだけです。
コンバージョン設定ShareSetを、オブジェクトにアサインするには:
Property Editorに、最上位オブジェクトを1つロードする。
注記 | |
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このオブジェクトが最上位のオブジェクトでない場合、Conversion Settingsオプションを設定する前にOverride parent オプションを選択する必要があります。 |
Source Settingsタブに切り替える。
グループボックスConversion Settingsで、セレクタボタン (>>)をクリックする。
プロジェクトで現在、使用可能なコンバージョン設定ShareSetのリストが、表示される。
ロードしたオブジェクトに適用するShareSetを、リストから選択する。
このオブジェクトに、ShareSetのカスタムインスタンスを適用したい場合は、Modeリストで、Define customを選択する。
これで、コンバージョン設定インスタンスの名前に「Custom」という言葉が挿入されます。これで、このインスタンスを変更しても、影響を受けるのは、このインスタンスを使用する1つのオブジェクトだけである。
Editボタンをクリックして、このShareSetまたはカスタムインスタンスをConversion Settings Editorにロードして、コンバージョン設定の様々な詳細を、調整する。
Audio Sources表で、このコンバージョン設定が適用されるオーディオソースのリストを見て、間違いがないか確認する。
この表中の情報を完成させるには、オーディオソースをコンバージョンする必要があります。オーディオソースのコンバージョンについては「オーディオファイルをコンバージョンする」を参照。