バージョン
Mixing Desk画面は、様々なプロパティをまとめて表示でき、リアルタイムでオーディオミックスの微調整ができる、柔軟で強力なインターフェースです。サウンドオブジェクト、オーディオバス、AUXバスをMixing Desk画面に自由に追加して、ルーティングの設定、エフェクトや減衰のシェアセットの適用、ステート設定の変更、プロパティの調整などをオブジェクトやバスごとに実行できます。
ゲームにオーディオとモーションを実装すれば、Wwiseをゲームに接続してゲームのプレイ中にリアルタイムでプロファイル情報を確認できます。ゲーム中の調整やミキシング変更を、リアルタイムでオーサリングアプリケーションから実行できます。ミキシングデスク内の各オブジェクトのアクティビティも確認でき、ボイスの再生中にダッキングされるバスがあるのか、あるいはマニュアル操作やプログラム設定によりエフェクトがダッキングされているのかも、観察できます。オーディオオブジェクトをミュートまたはソロにして、オーディオミックス内のオブジェクトを個別に調整することもできます。
ミキサーストリップにあるプロパティ欄には、それぞれコンテキストメニューが付いています。このメニューからプロパティを設定するための専用コマンドを選べます。例えば、Effect 0からEffect 3までの4つの欄のいずれかを右クリックすると、インサートされているエフェクトのプロパティ編集、新規エフェクトの設定、エフェクトのバイパスなどを実行できます。コンテキストメニューをアクセスするには、ミキサーのストリップ上で編集したいプロパティを右クリックします。
セットアップされたミキシングデスクは、ミキシングセッションのシェアセットとして保存されます。この機能を使い、ゲームの様々な要素ごとに専用のミキシングセッションを作成できます。また、一度セットアップしたミキシングセッションを後から呼び出して、細かい調整を再開することもできます。