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Game-Defined Auxiliary Sendを使う

User-defined auxiliary sends(「ユーザー定義のAUXセンド)4つ以外に、最大4つのGame-defined auxiliary sends(「ゲーム定義のAUXセンド)を追加できます。Game-Defined Auxiliary Sendは、主に以下のWwise SDK機能を使ってゲームによってコントロールされます。

  • AK::SoundEngine::SetGameObjectAuxSendValues()

    ゲームオブジェクトのAuxiliary BusへのSend volumeを設定する場合に、この関数を使う。よくウェットボリュームと呼ばれる。

  • AK::SoundEngine::SetGameObjectOutputBusVolume()

    OutputBusVolumeを設定する場合に、この関数を使う。よくドライボリュームと呼ばれる。

なお、オブジェクトのGame-Defined Auxiliary Send機能を利用するには、Use game-defined auxiliary sendsオプションを有効にする必要があります。

Game-Defined Auxiliary Sendを有効にするには:

  1. Project Explorerでオブジェクトをダブルクリックして、オブジェクトの詳細を確認する。

  2. Property Editorで、General Settingsタブを開く。

  3. グループボックスGame-defined Auxiliary Sendsで以下を行う。

    • Override parentをクリックできれば、クリックする。

    • Use game-defined auxiliary sendsをクリックする。

オブジェクトを特定してからGame-Defined Auxiliary Sendを有効にすることで、Game-Defined Auxiliary Sendの影響を受けるのがどのオブジェクトかをコントロールできます。Game-Defined Auxiliary Sendで環境をコントロールするシナリオなどでは、環境によって影響を受けるオブジェクトと受けないオブジェクトを区別できます。

Game-Defined Auxiliary Sendが有効な場合は、ゲーム値に追加されるGame-defined volume(ゲーム定義のボリューム)をWwiseで直接変更してゲームセンドのボリューム値を調整できます。

Game-Defined Auxiliary Sendを減衰と組み合わせて使う

Game-Defined Auxiliary Sendを、オブジェクトのポジショニングプロパティで設定する減衰と組み合わせて使えます。減衰を設定することで、ゲームが設定する以下のプロパティをリスナーとゲームオブジェクトの間の距離を基にコントロールできます。

  • Game-defined send volumeウェットシグナルが距離によって減衰する量をコントロールする。

  • Output bus volumeドライシグナルが距離によって減衰する量をコントロールする。


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