バージョン
AUXセンドでオーディオ信号を複数のエフェクトのセットに送り、オーディオ信号全体にエフェクトを適用するのが、従来の使い方です。つまり、アクターミキサー階層にあるサウンドオブジェクトの出力を、AUXセンドでマスターミキサー階層にあるAUXバスにルーティングすることができます。
WwiseのAUXセンド機能には、以下の2種類があります。
ユーザー定義によるAUXセンド
ゲーム定義によるAUXセンド
Property Editor画面のGeneral Settingsタブで、サウンドオブジェクトのAUXセンドを1つまたは2つ、選択できます。どちらのAUXセンドも全く同じ動作をします。1つのサウンドオブジェクトから送られる信号に対して、2種類のセンドをオーサリングアプリケーション内で組み合わせて使えます。
2種類のAUXセンドは、制御方法が以下の通り異なります。
ユーザー定義:Wwiseのサウンドオブジェクトごと
ゲーム定義:ゲームオブジェクトごとにSDK APIを使って
マスターミキサー階層にあるAUXバスに関連したセンドボリュームは、オーディオ出力バスのボリュームやルーティングとは独立しています。このため、エフェクトのクリエイティブな適用方法など、インタラクティブミキシングのテクニックの応用がききます。