バージョン
SoundFrame APIで作成したアプリケーションやプラグインは、WwiseのSoundcaster機能と似た仕組みをとります。Soundcaster機能と同様に、イベント、サウンド、ゲームシンクなどをトリガーして多様なゲームシナリオを再現できます。最大の違いは、SoundFrameを使ったアプリケーションやプラグインがWwiseの外部にあることです。2つのアプリケーションが互いにやり取りするには、同一マシンにインストールして稼働させる必要があります。SoundFrameはクライアント/サーバー型の関係を使い、Wwiseと双方向リンクを成立させます。このようなコミュニケーション様式を採用することで、高度なゲームシナリオを素早く効率的に検証することができます。
SoundFrameのアプリケーションやプラグインによってトリガーされたサウンドは、Wwiseで再生されます。SoundFrameがWwiseをサウンドエンジンとして使うので、サウンドエンジン関連の制約がありません。つまり、更新内容をライブでテストし検証でき、開発サイクルのどの段階にあっても大幅な時間の節約となります。
Soundcasterのシミュレーション能力をもう一歩先に押し進めれば、SoundFrameを使って達成できるオーディオシミュレーションの数や種類はアイディア次第で拡張できます。