メディアファイルの最適なサンプルレートを決める作業は、手間がかかり必ずしも簡単ではありません。この処理を速くするために、Wwise上で各ファイルを高速フーリエ変換(FFT)アルゴリズムで分析することができます。Wwiseは非常に基本的なレベルで、FFTを使いハニング窓で音波を一部ずつ分析し、メディアファイルのスペクトル分析を生成します。ファイルのコンバージョンに最も適したサンプルレートを判断するための周波を、カットオフボリュームまたは閾値で明らかにします。プロジェクト設定の1つとして、FFTアルゴリズムで使用するハニング窓のサイズや、3つの品質基準(High、Medium、Low)のそれぞれの閾値を設定します。この閾値は、サンプルレートのコンバージョン方式として、Auto High、Auto Medium、Auto Lowを選択した時に適用されます。
注記 | |
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ボリューム閾値は正常化スペクトルの状況で使用されます。 |
プロジェクトのサンプルレート自動検知設定を設定するには:
以下のいずれかを行い、Project Settingsダイアログボックスを開く。
Projectメニューで、Project Settingsを選択する。
[Shift]+[K]を押す。
グループボックスSample Rate Automatic Detectionの、FFT窓サイズリストから、音波を分析するためにFFTアルゴリズムで使用するハニング窓のサイズを選択する。
グループボックスVolume Thresholdsで、以下の品質オプションごとに、FFTアルゴリズムが採用するカットオフボリュームレベルを指定する。
Low quality— ファイルのコンバージョンに最適なサンプルレートを決めるために使う周波数を解明する、遮断ボリュームレベル。閾値Low quality(低品質)は、コンバージョンのサンプルレートとしてAuto Lowオプションを選択した時に適用される。
Medium quality - ファイルのコンバージョンに最適なサンプルレートを決めるために使う周波数を解明する、遮断ボリュームレベル。閾値Medium quality(中品質)は、コンバージョンのサンプルレートとしてAuto Mediumオプションを選択した時に適用される。
High quality - ファイルのコンバージョンに最適なサンプルレートを決めるために使う周波数を解明する、遮断ボリュームレベル。閾値High quality(高品質)は、コンバージョンのサンプルレートとしてAuto Highオプションを選択した時に適用される。
注記 | |
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閾値レベルが高いと、コンバージョン処理に低品質のサンプルレートが使われ、ファイルサイズが小さくなります。 |
OKをクリックして、設定を保存し、Project Settingsダイアログボックスを閉じる。