リアルタイムパラメーターコントロール(RTPC)を使用すると、様々なWwiseオブジェクト(サウンド、コンテナ、コントロールバス、エフェクトなど)のプロパティを、ゲーム内で起こるパラメータ値の変化に基づいて、リアルタイムで制御できます。
以下に、ゲーム内でのRTPC使用例をいくつか示します:
これらは、もちろんほんの一例で、RTPCの活用方法は無限大です。オーディオオブジェクトのプロパティ値が、ゲーム内で起こる変化の影響を受けるべき場合は、いつでもRTPCを使用することができます。
Wwiseユーザーは、ゲームパラメータの名前と範囲を、Wwise の Project Explorer 内にある Game Syncs タブから定義できます。RTPCカーブも、Property Editor または Effect Editor の RTPC タブからWwiseユーザーによって定義可能です。ゲームパラメータ値は、RTPC カーブのX軸で表されます。実際のプロパティ値は、ゲームパラメータの現行値に対応するX値でカーブを評価することにより計算されます。
いったんゲームパラメータとRTPC カーブが、Wwiseでサウンドデザイナーによって定義されると、ゲーム側は、ゲームのプレイ中に様々なゲームパラメータの値を更新すればよいだけです。サウンドエンジンは、ゲームパラメータの現行値に対するRTPCカーブの評価によりプロパティ値を計算します。
サウンドデザイナーの視点から見たRTPCに関する詳細については、Wwiseドキュメンテーションをご覧ください。
ゲームにRTPCを統合する方法の概要については、 統合の詳細 - RTPC をご覧ください。