ゲーム中にソースがマイクから離れる時に、自然なロールオフをシミュレーションするには、減衰プロパティを活用します。Wwiseの減衰は、以下の2種類のプロパティ値に基づいています。
Distance attenuation - 距離減衰の意であり、ソースとリスナーの間の距離を元に、信号の強度に影響を与える。
Cone attenuation - コーン減衰の意であり、リスナーに対するゲームオブジェクトの向きを元に、信号の強度に影響を与える。
距離に応じた減衰を、いくつかのカーブを使って設定します。これらのカーブで、Wwiseのプロパティ値であるボリュームなどを、距離にマッピングします。カーブ上の各ポイントのプロパティ値を設定することで、オブジェクトがリスナーから離れていく時のボリュームなどの減衰を、コントロールできます。
コーン減衰は、ソースの前後左右のエリアを角度で定義して設定します。ソース周辺にこれらのエリアを定義することで、オブジェクトのゲーム中の向きに基づいたオブジェクトの減衰をシミュレーションできます。
エフェクトと同様に減衰に関しても、減衰プロパティのインスタンスを作成して、ShareSetでそれらを複数のオブジェクトにシェアさせることができます。