次のセクションでは、Wwiseバージョン2016.1.3とバージョン2016.2.0の間での変更点を挙げ、説明します。以前のバージョンの詳細については、以前のリリースノート をご覧ください。オンラインヘルプを使用する場合は、目次カラムの最上段にあるリストから、異なるバージョンのWwise を選択することもできます。
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VITA: SDKを3.750へアップデート
- 3DSのサポートを削除
- Windows Store App 8.0、8.1のサポートを削除 (Metro_vc110, Metro_vc120)
- Windows Phone 8.0、8.1のサポートを削除
- Visual Studio 2008のサポートを削除
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WG-21424 Blend Container Continuous Modeを追加しました。
WG-29945 あるオブジェクトがSoundBank内で占領するサイズを、SoundBankを生成せずにプレビューできる機能を追加しました。オブジェクトのProperty Settingsで、リストビューに表示させる列として新たに次の4つを選択できます: Object Size、Structure Size、Media Size、Total Size。
- Object Size: このオブジェクトのメタデータのサイズ。
- Structure Size: このオブジェクトとその子全てのメタデータのサイズ。
- Media Size: 変換後のオーディオファイルのサイズ。
- Total Size: メタデータとファイルの合計サイズ。Structure Size + Media Size に等しい。
WG-30342 より自然にPlayback Limitを使えるように、同じ階層内で複数のリミッターを重ねる機能を追加しました。
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WG-30392 Androidでのレイテンシーのコントロールで、Androidシンク用に "fast path" オプションを追加して、スレッドの優先順位の問題やスタッター(途切れ)を減らしました。
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WG-30489 Wwise Authoringに "Bypass properties" 再生オプションを追加しました。Shift+スペースバーを押すか、Shift+Playボタンを左クリックしてください。
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WG-30956 McDSP UIを刷新しました。
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WG-31022 Convolution Reverbで、サイドステレオ幅の入力機能を追加しました。
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WG-31206 バスのチャンネルコンフィギュレーションの編集機能を、ライブとAPI経由の両方で改善しました。
AK::SoundEngine::SetBusConfig()
が瞬時に反応するようになり、バスの次のインスタンス化まで待つ必要がなくなりました。ただし、Bus Effectを含むミックスグラフ全体が強制的に再初期化されます。
新機能及び詳細については、新機能概要 2016.2.0 を参照してください。
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WG-30995 (PS4) SCE Audio3d Passthroughモードが、Bypassモードより優先されるようになった。
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WG-31009 Wwise Authoring: モニタリングオプションで、"Listener Data" と "Output Data" がデフォルトで有効になりました(新規ユーザ―のみが対象であり、既存ユーザーでは現状設定が維持されます)。
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WG-31021 コンボリューションダウンミックスのCenterチャンネルとLFEチャンネルのウェイト付けを変更して、定電力としました。その結果、RoomVerbに似た効果をもたらします。5.1コンフィギュレーションで、Centerのインプットレベル0 dB が、旧バージョンでは -6 dB に等しくなりました。ステレオコンボリューションの、モノのインパルスレスポンスの場合、ステレオコンボリューションの、ステレオのインパルスレスポンスよりも、結果として倍の強さとなっていました。前者を修正したので、旧バージョンよりも3 dB 静かになりました。
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WG-31196 Convolution Reverbで、新しいInput Spread制御を使って設定を変えない限り、インプットシグナルをモノにダウンミックスします。
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WG-30314 (PS4) SCE Audio3d Global Settingsプラグインを非推奨とした。この機能は、SCE Audio3d Bed Outputプラグインで移動しました。
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WG-24302 修正済み: 大型プロジェクトで発生する可能性のある移行の問題。
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WG-30210 修正済み: (Android) Bluetooth接続でオーディオ切断が頻繁に発生します。詳細はAndroidでのレイテンシーのコントロールを参照してください。
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WG-30901 修正済み: Rumble(振動)プラグインのXInput DLL対応時のクラッシュ。
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WG-30971 修正済み: (Vitaハードウェア) エフェクトプラグインが未登録。
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WG-30984 修正済み: デバイスを変更すると、Rumble(振動)が全てのオーディオシグナルを受け取ってしまい、永遠に振動します。
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WG-30986 修正済み: Blend Containerが関与すると、サウンドが正しくAuxiliary Busにルーティングされないことがあります。
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WG-30992 修正済み: (PS4) Master Audio Busのボリュームが、SCE Audio3d Bed Outputオーディオデバイスで無視されてしまいます。
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WG-31037 修正済み: 初期Delayがゼロでないオブジェクトが、Continuous BlendのStop動作を回避できてしまいます。
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WG-31093 修正済み: HarmonizerやTimeStretchで、メモリ破損の可能性があります。
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WG-31106 修正済み: Plug-in DLLのエラーが表示されません。
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WG-31161 修正済み: 無意味なエラーログ Audiokinetic Wwise: Unable to create XAudio2 mastering voice。
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WG-31230 修正済み: トリガーレートのコンテナの下に何層ものレイヤに複数のContinuousコンテナがある場合に、このトリガーレートコンテナを使うとクラッシュする可能性があります。
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WG-31268 修正済み: 匿名チャンネルコンフィギュレーションの3Dサウンドを、標準チャンネルコンフィギュレーションのバスにルーティングすると、
CAkSpeakerPan::GetSpeakerVolumes
がハングしてしまいます。
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WG-31435 修正済み: 大型プロジェクトで、プロジェクトロードの'finalizing(仕上げ)' 段階に時間がかかりすぎてしまいます(2016.1.2以降)。
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WG-31428 修正済み: SoundBank設定のUse SoundBank Namesオプションをクリアにすると、SoundBankの累積生成が失敗します。
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WG-31440 修正済み: (Windows) Windows 10 でXAudio2.7 を使うと、他のミドルウェアでそれをロードしてあっても問題が発生することがあります。
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WG-31476 修正済み: Wwise Wave Viewerツールの再生機能が壊れています。
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WG-31524 修正済み:
CAkTransitionManager::ProcessTransitionsListで、クラッシュする可能性があります。
- 参照: