バージョン
メイクアップゲイン(Make-Up Gain)を設定して、HDR処理の後に適用されるゲインの量を指定します。このゲインはHDR処理に影響しないので、標準的なボリュームスライダによる調整と異なります。メイクアップゲインは、HDRウィンドウとの関係において、サウンドレベルをオフセットする時に使います。また、ラウドネスノーマライゼーションの調節にも使えます。
HDRの処理に影響することなく、ソースのボリュームをコントロールする機能は、ミックスを正確にコントロールできる強力なツールとなります。ボリューム値の抽象化は、制作過程でミキシングを繰り返すうちに、自然な作業となります。この追加のボリュームコントロール機能があれば、HDRシステム内でサウンドボリュームを設定したあとでも、全体の構成を壊すことなく、ミックスの最終調整ができます。