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HDRオーディオのまとめ

HDRは、マスターミキサー階層の1つの親バスに限定して適用するもので、ゲームのダイナミックミキシングに用いる唯一のテクニックではありません。HDRは6つの内の1つに過ぎず、Wwiseオーサリングアプリケーションには、6種類のミキシングテクニックがあり、具体的には、ボリューム設定によるミキシング、ステートに基づいた(スナップショット)ミキシング、オートダッキング、RTPC、サイドチェイン、そしてHDR(ハイダイナミックレンジ)ミキシングです。複数のミキシングシステムをバランスよく使いこなすことで、インタラクティブミキシングをクリエイティブに編成できるだけでなく、ミキシング関連の問題に対処したり、カスタマイズしたミキシングソリューションを作成したり、制作中に発生するプロジェクトのニーズに対応したりする時にも、役立ちます。

本章では、以下を説明しました。

  • WwiseのHDR(ハイダイナミックレンジ)オーディオの理論

  • Wwise Project Adventureを例にした、HDR適用の基本操作

  • HDRオーディオの原理を分かりやすく説明する、シナリオ事例

プロセスの説明

  • HDRオーディオの、ダイナミックレンジウィンドウの設定

  • マスターミキサー階層における、HDRオーディオの有効化

  • HDRオーディオのダイナミックプロパティの設定

  • アクターミキサー階層における、HDRオーディオの有効化

  • エンベロープトラッキングの有効化

  • 波形エンベロープの編集

  • ソースノーマライゼーションの有効化

  • メイクアップゲインの利用

  • HDRオーディオを理解するための、Voice Monitor

  • Wwiseでデータキャプチャーして、Voice Monitor画面でHDRオーディオを確認

詳細設定の説明

  • HDRオーディオの原理を分かりやすく説明する、シナリオ事例

本節で、以下のサウンドオブジェクトを作成しました。

  • プロジェクトのボリュームスレッショルド設定

  • マスターミキサー階層のオーディオバス“World_Sound”

  • 以下のワークユニット内にあるサウンドオブジェクトの、ボリュームと、ラウドネスノーマライゼーション

    • Ambient

    • Character

    • Combat

    • Magic


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