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2015.1.9.5624
2024.1.4.8780
2023.1.12.8706
2022.1.18.8567
2021.1.14.8108
2019.2.15.7667
2019.1.11.7296
2018.1.11.6987
2017.2.10.6745
2017.1.9.6501
2016.2.6.6153
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2015.1.9.5624
Wwiseピークリミッタプラグインエフェクトは、オーディオ信号のダイナミックレンジを制御します。ピーク検出で算出された事前定義のしきい値(スレッショルド)を一時的に超えるオーディオ信号の一部を弱めることによりこの制御が行われる。このプロセスを実行するために、ルックアヘッドタイムを使用して信号ピークが確認されます。オーディオ信号が許容値に戻ると、ピークリミッタはこれを弱めなくなります。
warning | Caution |
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ルックアヘッドタイムは、出力信号にレイテンシを発生させます。 |
Wwise ピークリミッタプラグインエフェクトを使用すると、オーディオ信号の全体的なダイナミックレンジを制限することが可能ですが、これにより、信号増幅の全体量を増やすことができます。また、同エフェクトを複数オーディオ信号のゲインを均等にし、クリッピングを防止するために使用可能です。結果として、全体的に明瞭度とパンチが向上したような印象を与えることができます。
check_circle | Tip |
---|---|
プロジェクト全体のクリッピングを減少させるには、マスターオーディオバスにピークリミッタを適用してください。 |
次のグラフはピーク xを持つオーディオ信号を表しています。ピークリミッタが使用されない場合、ピークxは、大音量の突発的なノイズとして聞こえます。グラフ上のLine c は、オーディオ信号のおおよその限界を示しています。ピークリミッタをLine b上のしきい値に設定することにより、元のオーディオ信号に悪影響を与えずに最悪のボリューム過剰を取り除くことができます。
![]() |
比率係数は、入力がしきい値を上回る時にピークリミッタに使用されるダイナミックコンプレッションの度合いを決定します。例えば、4:1の比率は、4 dBごとに入力信号がしきい値を超え、しきい値を超える出力信号で1 dB のみが観察されることを示しています。
![]() |
Wwise ピークリミッタプラグインエフェクトには、一連のプロパティが含まれており、その多くがリアルタイムで編集可能で、RTPCを使用して特定ゲームパラメータへにマッピングすることができます。
info | 注記 |
---|---|
DCオフセットを持つサウンドはピークリミッタエフェクトの結果に変更を加える場合があります。Wwiseでピークリミッタを適用する前に、必ずオーディオファイルからDCオフセットを除去するようにしてください。 |
項目 |
内容 |
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Name |
エフェクトインスタンスの名前。 エフェクトインスタンスは、エフェクトのプロパティ設定群です。カスタムインスタンスとシェアセットの2つのタイプがあります。カスタムインスタンスは、1つのオブジェクトによってのみ使用が可能であるのに対し、シェアセットは複数のオブジェクト間での共有が可能です。 |
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エフェクト |
エフェクトのタイプ。 |
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Shared by (Used by) |
選択されているShareSetに現在サブスクライブされているオブジェクトのリスト。 エフェクトのカスタムインスタンスを編集している場合は、このフィールドが"Used by"となります。 |
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エフェクトのプロパティ設定をデフォルト値に戻します。 エフェクトのカスタムインスタンスを編集している場合のみこのオプションが使用可能です。 |
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Notes |
エフェクトに関する追加情報。 |
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Effect Settings | ||
Threshold |
この入力値レベルを超過するとピークリミッタコンプレッサがゲインリダクション適用を開始します。 デフォルト値:-12 |
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Ratio |
スレッショルド値を超える入力信号と出力信号の関係。この値がスレッショルドを上回る出力信号のスロープ(傾き)を決定します。 4:1の比率は、4 dBごとに入力信号がスレッショルドを超え、1 dB のみが出力信号に含まれることを示しています。 デフォルト値:10 |
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Look ahead time |
次の信号ピークを検出するために使用されるタイムオフセット。この値は、ピークリミッタが生じさせるレイテンシと完全に等しくなります。 デフォルト値: 0.01 |
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Release |
入力レベルがスレッショルドを下回った時にピークリミッタがゲインリダクションを除去するのにかかる時間量。 デフォルト値:0.2 |
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Output gain |
ダイナミックコンプレッションの後に、ゲインリダクション処理に起因する潜在的ゲイン損失を補うために出力信号に適用されるゲイン量。 デフォルト値:0 |
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Process LFE |
エフェクトがLFEチャンネルで処理されるかどうかを決定します。選択されていると、エフェクトがLFEチャンネルで処理されます。選択されていない場合は、LFEチャンネルはピークリミッタの影響を受ける他のチャンネルと同期するよう遅延されますが、ピークリミッタはかけられません。 |
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Channel link |
すべてのチャンネルに同一のゲインリダクションを適用します。これは、全チャンネルの信号のRMS パワーを測定することにより実装されます。スレッショルドはリンクされているチャンネル数分のdB 単位でのパワースケーリングにより設定されます。 このオプションが選択されていない場合、チャンネル間での情報の共有はなく、エフェクトはチャンネルごとに適用されます。 |
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(VU Meters) |
信号ピークに適用される入力レベル、出力レベル、ゲインリダクションレベルなどを含む様々なオーディオ信号レベルを表示する一連のメータ。 VUメータを有効にするには、Wwise ツールバーのStart Captureボタンをクリックします。 VUメータは、Master-Mixer階層のバスにピークリミッタエフェクトが適用されている場合にのみ機能します。ShareSetの場合には、バスがエフェクトエディタの 'Shared by' リストに選択されている必要があります。 |
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Input |
入来オーディオ信号のレベルを表示します。 |
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Gain Reduction |
信号ピークに適用されるゲインリダクション量を表示します。 |
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Output |
オーディオ出力のレベルを表示します。 |
info | Wwiseのダイナミック処理プラグインについての一般情報 |
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