バージョン

menu_open

テンプレートを使用したメディアファイルのインポート

フォルダからメディアファイルをインポートする際、インポートするフォルダやメディアファイルで新規Wwiseオブジェクトを作成するために、Audio File Importerがテンプレートとして使用するオブジェクトを、プロジェクト内で指定しておくことができます。これはメディアファイルだけが異なる、複数の類似する構造を作成する時に便利です。

典型的な例が、互いに構造が似ているものの中のメディアファイルが異なる、様々なメーカーや型の車の構造です。ワークフローを以下に示します。

  1. プロジェクトに複数の構造をインポートする際にテンプレートとして使用する、最初の構造を作成する。この構造は、コンテナ(アクターミキサー、ブレンド、スイッチ、シーケンス、ランダムなど自由に選択)やサウンドオブジェクトを組み合わせた集合体となる。

    この構造でよければ、次の車のテンプレートとして使える。

  2. 今Wwiseで作成した車構造に合わせて、同様のフォルダ構造をコンピュータ上に作成して自分のメディアファイル(WAV、MID)をここに入れる。

    これで、インポートしやすい構造の準備が整う。

  3. ProjectメニューまたはコンテキストメニューでImport Audio Files...をクリックする。デフォルトショートカットはShift+I。

    Audio File Importerが開きます。

  4. Add Folders...をクリックする。

    ダイアログExplorerが開く。

  5. インポートするフォルダ(先ほど作成した車構造の親フォルダ)まで移動してクリックする。

    選択したフォルダの名前が Folderフィールドに表示される。

  6. Select Folderをクリックする。

    Audio File Importerが再び前面表示となり、ローカルフォルダ階層がAudio File/Folderパネルに表示され、この構造内にある全てのメディアファイル(WAVまたはMID)も表示される。

  7. Template列の左にあるセレクタ[>>]をクリックして、最初のステップで作成した構造まで移動する。これがテンプレートとなる。なお、[>>]ボタンで、最近テンプレートとして使用したオブジェクトのリストも表示される。

    この時点で、インポートするメディアファイルやフォルダと、テンプレート中のオブジェクトを、Wwiseが自動的にマッチ(合致)させようとします。マッチするフォルダはテンプレート側で対応するフォルダと同じ種類のコンテナに設定され、マッチしないフォルダはデフォルトでランダムコンテナに設定される。

    [注記] 注記

    インポートする際のマッチのレベルを変更するには、Audio File Importerの左下にあるTemplate match modeリストから選択します。Match allモードは特殊なアルゴリズムを使いインポートしたファイルに一番近いテンプレートオブジェクトを見つけるのに対し、Perfect match onlyモードはインポートしたファイルやフォルダとテンプレートオブジェクトの名前が完全に一致する場合のみマッチさせます。インポートしたものとテンプレートのマッチがない場合は、Message列にNo matching template foundと表示されます。

    [Tip] Tip

    テンプレートマッチのアルゴリズムは、名前の比較に基づいています。このためベストプラクティスとして、フォルダ階層の名前をテンプレート階層の名前と似たものにします。

    [注記] 注記

    テンプレートとインポートした構造が上手くマッチしない場合、[>>]ボタンをクリックしてから、Noneを選択して、テンプレートを完全に削除できる。また、Object Type/Action列で別のオブジェクトタイプを選択すれば、テンプレートとの関係を解除できる。

  8. Importをクリックする。

    [注記] 注記

    既存ファイルとのコンフリクトがある場合は、Import Conflict Managerが開くので、コンフリクトを解消してインポート終了前にコンフリクトを解決できます。

    Audio File Importerが閉じ、Project Explorer階層に新しい構造が表示される。



このページはお役に立ちましたか?

サポートは必要ですか?

ご質問や問題、ご不明点はございますか?お気軽にお問い合わせください。

サポートページをご確認ください

あなたのプロジェクトについて教えてください。ご不明な点はありませんか。

プロジェクトを登録していただくことで、ご利用開始のサポートをいたします。

Wwiseからはじめよう