Batch Rename Settingsパネルの3セクションのうち、2つ目のセクションがRemoveです。このセクションで、簡単な文字ポジションシステムを使ってオブジェクト名やNotesのテキストを削除できます。
テキストを削除するには
名前変更の処理を適用するのが、リストに表示されたオブジェクトの名前かコメントかを、Apply Toリストで指定する。
PreviewパネルのBefore列とAfter列に、選択したオブジェクトのテキストが反映される。
Removeを有効にする。
Count、At position、Fromが有効になる。
削除する文字数を指定するためにCountフィールドに整数を入力するか、そのスライダを希望する数値まで移動する。
削除の処理を行う文字ポジションを指定する。指定するにはAt positionフィールドに整数を入力するか、そのスライダを希望する数値まで移動する。
At positionをカウントする向きを選択する:
Beginning(名前またはコメントの始まりから)
End(名前またはコメントの終わりから)
変更内容を確認してから、Rename Allをクリックして内容を削除する。
例えばWwise Sample Projectの中で、プロジェクトのオブジェクト名に含まれる余分な情報を落としてオブジェクト名を短くするようにプロジェクトディレクタに頼まれたとします。このプロジェクトでは、Kalimba、Sansula、Voice、Wood Sansulaのブレンドコンテナに入っているSFXの名前は全てVirtual Instrumentsを示す「VI_」で始まっています。これはオブジェクトを定義する上で決定的な情報ではないので、削除します。
Batch Renameビューを開き、これらのブレンドコンテナのSFXを全てProject ExplorerからPreviewパネルにドラッグする。
「VI_」で始まるオブジェクト106個がリスト表示される。(違う場合は、Apply Toリストのバッチ変更の対象が、オブジェクトのNameでありNotesでないことを確認する。)
Settingsの第2階層に移動して、Removeを有効にする。
Countに3を入力する。
At positionを0に指定する。
FromリストでBeginningを選択する。
これで、オブジェクト名の最初の3文字、つまり「VI_」が対象となる。(もし「VI」とインストゥルメント名の間にあるアンダースコアだけを削除したければ、Countを1に、At positionを2に指定する。)
Previewパネルをクリックする。
After列が更新されて全てのオブジェクト名から「VI_」が消え、名前が SENSUSLA_A00_00などとなる。
Rename Allをクリックして変更内容を適用する。
Previewパネルに、Batch Renameの全オブジェクトの更新名と「Successfully renamed」メッセージが表示される。