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2017.1.9.6501

2016.2.6.6153

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Mixing Desk

Mixing Deskは、ゲームのオーディオミックスを微調整できるように、様々なプロパティを1つの画面にまとめて表示した柔軟でパワフルなミキシングコンソールです。どのオブジェクトやバスもMixing Deskに追加でき、ルーティング、エフェクトシェアセットや減衰シェアセットの適用、ステートのプロパティ変更などを行えるほか、プロジェクトのオブジェクトやバスのそれぞれのプロパティ変更も可能です。

また、キャプチャーセッション(Capture session)を開始すると、Mixing Desk上で各オブジェクトのアクティビティを観察でき、例えば、再生中のボイス、ダッキングされたバス、バイパスされたエフェクトなどがあれば、確認できます。さらに、どのバスもミュートの設定ができるので、オーディオミックスのオブジェクトの個別調整が可能です。

Mixing Deskは、縦にミキサーのミキサーストリップ(Mixer strips)を表示して、角行にWwiseの一般的なプロパティ(Property sets)が示された、グリッド(表)です。1つのミキサーストリップが、1つのオブジェクトを表し、そのオブジェクト名がストリップの上下に表示されます。

また、ミキサーストリップ上に表示されたプロパティに関するコンテキストメニューを、表示できます。コンテキストメニューには、そのプロパティ設定に関連したコマンドが、いくつか表示されます。コン テキストメニューを表示させるには、ミキサーストリップ上にあるプロパティ設定領域の1つを右クリックします。また、ミキサーストリップをドラッグして別の位置に移動することで、好きな順番に並べ替えられます。

check_circle Tip

複数のオブジェクトを選択してプロパティ(スライダやフェーダ)を修正すると、選択した全てのオブジェクトが対象となり、1つのオブジェクトの設定値がほかの全ての選択中のオブジェクトの設定値となります。なお、Altキーを押しながらスライダやフェーダをドラッグすると、選択中のオブジェクトの設定値は、同じ絶対値に設定されるのではなく、オフセットされます。

項目

内容

(Mixing Session Selector)

プロジェクト内に現在あるミキシングセッションのリスト。

選択したミキシングセッションの名前を、該当するフィールドに表示する。

Editing States

ミキシングセッションのオブジェクトに関連するステートグループや該当するステートの名前。

現在選択中のステートによって、ミキシングデスクで編集されるステートが変わる。

Follow States

ミキシングセッションのステートを、ゲームのステートに合わせるかどうかを指定する。

これを有効にすると、ミキシングセッションはゲーム内のステート切り替えに従う。無効にすると、ミキシングセッションのステートはゲーム内のステート切り替えに従わない。

Push States

ミキシングセッションでステートを切り替えた時に、ゲームのステートも切り替えるかどうかを指定する。

これを有効にすると、ミキシングセッションで編集用ステートを切り替える度に、ゲーム内のステートも切り替わる。無効にすると、ミキシングセッションのステートを切り替えてもゲーム内のステートは変わらない。

ダイアログボックスCopy Custom Statesが開き、カスタムステートのプロパティ設定を別のステートにコピーできる。

(Mixing Desk)

(Monitoring)

Activity

アイコンを使って、バスやオブジェクトでオーディオアクティビティがあるかどうかを示す。

各オブジェクトやバスのアクティビティを、以下のアイコンを利用して監視できる。

Voice Playback:オブジェクトの再生を示す。バスの場合は、再生中のボイスが、このバスを通過している(ルーティングされている)ことを示す。

Ducking:このバスがダッキングされていることを示す。

Effect Bypass:インサートしたエフェクトをバイパスすることを示す。

オブジェクトのMute(ミュート)、Solo(ソロ)の設定ボタンであり、オブジェクトに自動的に設定されているミュートやソロの状態を示す。

オブジェクトをミュートにすると、現在のモニターセッションにおいて、このオブジェクトの音がミュートされる。オブジェクトをソロにすると、プロジェクト内の他のオブジェクトが全て、ミュートされる。

ミュートやソロを示すMSが太文字であれば、このオブジェクトが意図的にミュートされた、またはソロにされたことを示す。太文字でない、薄いMSの表示は、このオブジェクトのミュート状態やソロ状態が、他のオブジェクトの状態に関連して自動的に決まったことを示す。

あるオブジェクトをミュートすると、その下位オブジェクトが自動的にミュートされる。

オブジェクトをソロにすると、その同位にある他のオブジェクトが自動的にミュートされ、下位オブジェクトや上位オブジェクトが自動的にソロにされる。

check_circle Tip

Ctrlキーを押しながらSボタンをクリックすると、このソロボタンに関連付いている1つのオブジェクトだけが、ソロになる。

info 注記

ミュートやソロの機能は、モニタリング目的のために提供されるもので、プロジェクト内で維持されず、サウンドバンクにも保存されない。

(Meter)

チャンネルごとのピークメーター。スピーカーコンフィギュレーションやチャンネルについては「チャンネルコンフィギュレーションを理解する」を参照してください。

メーターの色は、-6 dB未満が緑、-6 dBから0 dBまでが黄、0 dBより上が赤となる。

info 注記

メーターが表示されるのは、ミキシングバスだけである。ミキシングバスとして使えるバスは、マスターバス、AUXバス、そして1つ以上のエフェクトが有効、またはポジショニングが有効、またはデフォルトのチャンネルコンフィギュレーションを使用していないオーディオバスである。詳細は「ミキシングバスと非ミキシングバスの違い」を参照。

(Bus)

Output Bus

オブジェクトがアウトプットされるバスの名前。

Output Bus Volume

オーディオアウトプットバスにルーティングされる信号の減衰または振幅。

Output Bus Low-Pass Filter

オーディオアウトプットバスにルーティングされる信号用の、ローパスフィルタ。

Output Bus High-Pass Filter

オーディオアウトプットバスにルーティングされる信号用の、ハイパスフィルタ。

Game-defined Auxiliary Sends Volume

このオブジェクトに設定された、Game-defined Auxiliary Sendsボリュームに対する、減衰を設定する。

User-defined Auxiliary Sends (0-3)

このオブジェクトに設定されたUser-defined Auxiliary Sendsの、AUXバスを設定する。

User-defined Auxiliary Send Volume (0-3)

このオブジェクトに設定された、User-defined Auxiliary Sendsに対する、減衰を設定する。

Make-up Gain

ボイスに対する他のボリューム調整を全て行ったあと、最後に適用するボリュームゲイン(dB単位)。メイクアップゲインは、アクターミキサー階層全体を通して、加算される。

Is Ducking

現在のバスをオーディオが通過する時にダッキングする、単数または複数のバスの名前。

(Positioning)

減衰

オブジェクトに適用する減衰シェアセットの名前。

Center %

センタースピーカーで再生するボリュームの量または率。

(Effects)

Effect 0

エフェクトスロット0を利用してオブジェクトに適用するエフェクトインスタンスの名前。

Effect 1

エフェクトスロット1を利用してオブジェクトに適用するエフェクトインスタンスの名前。

(Motion)

モーションバス

モーションオブジェクトをルーティングするモーションバスの名前。

Motion Volume

ボリュームプロパティに対するオフセットで、生成するモーション信号の増加または減少をもたらす。合計値(ボリューム±ボリュームオフセット)で、モーションカーブの振幅やモーションエフェクトの強度が決まる。

Motion Low Pass

指定値に基づいて生成したモーション信号の高周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。この数値は、該当サウンドから生成したモーションデータに対してだけ適用する。

ローパスフィルタの単位は、適用するローパスフィルタ率を表し、0はローパスフィルタなし(信号に影響なし)を表し、100は最大減衰を表す。

(States)

State Group
ステートグループ

オブジェクトに適用したステートグループの名前。

Voice Volume

バスにルーティングする前、またはAUXバスに送る前にこのオーディオオブジェクトに適用する減衰(レベルまたは振幅)。ボリュームの詳細については「ボイスパイプラインを理解する」を参照。

デフォルト値:0
範囲:-200から200
単位:db

info 注記

スライダ範囲は、デフォルトで-96から+12までとなっています。スライダ範囲を広げるには、数値を直接入力するか、編集コントロール部分にカーソルを当てたまま、マウスをスクロールします。

Voice Pitch

オーディオオブジェクトの再生スピードであり、具体的には以下の通り。

Pitch 0 = 通常のスピード

Pitch 1,200 = 2倍速

Pitch 2,400 = 4倍速

Pitch -1,200 = 0.5倍速

Pitch -2,400 = 0.25倍速

デフォルト値:0
範囲:-2,400 から +2,400
単位:セント(Cents)

1,200 centsは、1オクターブに等しい。

Voice Low-pass Filter

指定値に基づいて高周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。

ローパスフィルタの単位は、適用するローパスフィルタ率を表し、0はローパスフィルタなし(信号に影響なし)、100は最大減衰を表す。

デフォルト値:0
範囲:0から100
単位:パーセント
(詳細は「WwiseのLPF値カットオフ周波数」を参照。)

Wiiプラットフォームにおいては、WwiseはWii DSPローパスフィルタを使用します。

Voice High-pass Filter

指定値に基づいて低周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。

ハイパスフィルタの単位は、適用するハイパスフィルタ率を表し、0はハイパスフィルタなし(信号に影響なし)を表し、100は最大減衰を表す。

デフォルト値:100
範囲:0 から 100
単位:パーセント

Wii、Vitaハードウェア、3DSでは、ハイパスフィルタを利用できない。

(Object Properties)

Output Bus

オブジェクトをルーティングするアウトプットバスの名前。

親オブジェクトから継承したバスであれば、名前は灰色表示となる。

Game Parameter
ゲームパラメータ

オブジェクトまたはバスに適用するRTPCで使用されるゲームパラメータの名前。

Voice Volume

バスにルーティングする前、またはAUXバスに送る前にこのオーディオオブジェクトに適用する減衰(レベルまたは振幅)。ボリュームの詳細については「ボイスパイプラインを理解する」を参照。

デフォルト値:0
範囲:-200から200
単位:db

info 注記

スライダ範囲は、デフォルトで-96から+12までとなっています。スライダ範囲を広げるには、数値を直接入力するか、編集コントロール部分にカーソルを当てたまま、マウスをスクロールします。

Voice Pitch

オーディオオブジェクトの再生スピードであり、具体的には以下の通り。

Pitch 0 = 通常のスピード

Pitch 1,200 = 2倍速

Pitch 2,400 = 4倍速

Pitch -1,200 = 0.5倍速

Pitch -2,400 = 0.25倍速

デフォルト値:0
範囲:-2,400 から +2,400
単位:セント(Cents)

1,200 centsは、1オクターブに等しい。

Voice Low-pass Filter

指定値に基づいて高周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。

ローパスフィルタの単位は、適用するローパスフィルタ率を表し、0はローパスフィルタなし(信号に影響なし)、100は最大減衰を表す。

デフォルト値:0
範囲:0から100
単位:パーセント
(詳細は「WwiseのLPF値カットオフ周波数」を参照。)

Wiiプラットフォームにおいては、WwiseはWii DSPローパスフィルタを使用します。

Voice High-pass Filter

指定値に基づいて低周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。

ハイパスフィルタの単位は、適用するハイパスフィルタ率を表し、0はハイパスフィルタなし(信号に影響なし)を表し、100は最大減衰を表す。

デフォルト値:100
範囲:0 から 100
単位:パーセント

Wii、Vitaハードウェア、3DSでは、ハイパスフィルタを利用できない。

(Other)

Object Name

ミキサーストリップに関連するオブジェクトまたはバスの名前。

 

ミキサーストリップの幅を広げる。

ミキサーストリップをデフォルト幅にリセットする。

ミキサーストリップの幅を狭める。

check_circle Tip

複数のミキサーストリップを選択(ShiftまたはCtrlを押しながら、ミキサーストリップのヘッダをクリック)すると、ボリューム、ピッチ、LFE、ローパスフィルタの変更が、選択中の複数オブジェクトに影響します。


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