バージョン

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概要

File Packagerは、Wwiseプロジェクトで作成した様々なサウンドバンク、ルースメディア、ストリーム用メディアファイルを1つまたは複数のファイルパッケージにまとめるスタンドアロンユーティリティです。ファイルパッケージはファイルシステムを抽象化したもので、完結したユニットです。つまり、ファイルパッケージを使うことで、プラットフォーム側のファイルシステムにみられる、ファイル名の長さやファイル数などに関する制限をある程度、回避できます。また、ファイルパッケージを使うと、複数のランゲージバージョンや、リリース後に出されるダウンロードコンテンツなどが、管理しやすくなります。

プロジェクトのサウンドバンクやストリーム用メディアファイルの情報は、SoundBanksInfo.xmlファイルを、File Packagerにインポートする時に、取得されます。SoundBanksInfo.xmlファイルは、サウンドバンクが生成される度に、Wwiseが自動的に作成するものです。

デフォルトで、全てのファイルが、ファイルパッケージ「default.pck」に追加され、このファイルパッケージは、全てのプラットフォームのサウンドバンクパスディレクトリ(SoundBank path directory)のルートで作成されます。また、複数の新規パッケージを作成して、それぞれにファイルをマニュアル操作で追加したり、作成したパッケージの保存場所を変えたりできます。

ファイルパッケージは、File Packagerでマニュアル作成できるほか、サウンドバンク生成の処理の一貫として、自動的にコマンドラインで、File Packagerを起動することもできます。このコマンドラインは、プロジェクト全体で設定することも、サウンドバンクのユーザー設定としてカスタム設定することもできます。サウンドバンクのポストジェネレーション(生成後)のステップとして、File Packagerをコマンドラインで起動する方法については、以下のセクションを参照してください。


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