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メディアファイルのインポート

WwiseにSFXやボイスのメディアファイルをインポートするタイミングや理由は、そのメディアファイルの使用目的によって異なります。一般的に、以下の段階などでファイルをインポートします。

  • メディアファイルを、プロジェクトの最初に、またはファイルが準備された時に、プロジェクトに取り込む時。

  • 既にインポートしたメディアファイルを置き換える時。例えば、プロジェクト初期にプレースホルダや仮のファイルを用いた場合に、それを置き換える時。

  • ローカリゼーション用に、プロジェクトにランゲージ別メディアファイルを取り込む時。ローカリゼーションについては「プロジェクトのローカリゼーション作業」を参照してください。

Wwiseでは、Audio File Importerを使ってメディアファイルをプロジェクトにインポートするか、Quick Importショートカットを使ってオーディオファイルをインポートします。

Quick Import

Wwiseにメディアファイルをインポートするためのショートカットを、下表に示します。

役目

ショートカット

SFXメディアファイルのインポート

Wwiseにファイルをドラッグする。

ボイスメディアファイルのインポート

Shiftを押しながら、Wwiseにファイルをドラッグする。

Audio File Importerを開けずに、SFXメディアファイルのインポート

Ctrlを押しながら、Wwiseにファイルをドラッグする。

Audio File Importerを開けずに、サウンドボイスメディアファイルのインポート

Ctrl+Shiftを押しながら、Wwiseにファイルをドラッグする。

このショートカットでランゲージをインポートする場合は、必ずLanguage Selectorでレファレンスランゲージが選択されていることを確認すること。

新しいソースとして、Contents Editorへのメディアファイルのインポート

Contents Editorにファイルをドラッグする。

[Tip] Tip

もし表計算ソフトで何千件にものぼるプロジェクトのボイスアセットを管理しているのであれば、Voice Asset Importerを使って、対応するサウンドボイスオブジェクトをWwiseで簡単に作成できます。Wwiseにボイスアセットをインポートする方法については「テキストファイルからボイスアセットをインポート」を参照してください。

Wwiseのファイルの長さ制限

Wwiseにインポートできるファイルのファイル名の長さは、最大256文字です。このファイル名の長さ制限はWindows側の制限で、ファイル名のパス全体の長さが対象です。例えば、ディレクトリのルートにあるファイル名は、最大252文字まで可能です。一方、フォルダ内にあるファイルの場合は、フォルダ名の長さも考慮する必要があります。ファイル名の長さ制限は、Wwiseでメディアファイルのインポートやコンバージョンを行う際に問題となることがあります。

制限一杯のファイル名、またはそれに近いファイル名のメディアファイルをインポートすると、インポート問題が発生することがあります。ファイル名が長すぎると、以下のエラーの1つが表示されます。

  • Not a valid wav file.(有効な.wavファイルでない)

  • Error copying the file to the originals folder.(ファイルをOriginalsフォルダにコピーする際にエラーが発生)

制限一杯またはそれに近いファイルのインポートを、Wwiseが許可することもありますが、コンバージョンを行う際に問題となることがあります。この場合は、以下のエラーが表示されます。

  • Can't open source or output file.(ソースまたは出力ファイルを開けない)

このような問題が起きた場合は、ファイル名を短くするか、ファイル名パス全体の長さを短くする必要があります。


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