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2017.1.9.6501

2016.2.6.6153

2015.1.9.5624


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再生Priorityの設定

ゲームオブジェクトまたはバスのレベルで、同時に再生できるサウンド、ミュージック、モーションオブジェクトの制限数に到達すると、Wwiseは各オブジェクトのプライオリティ(Priority)、つまり相対的な重要度を利用して、どれを再生するのかを判断します。

サウンド、ミュージック、モーションの各種オブジェクトのプライオリティは、1から100までの標準的な数値単位で設定し、最低プライオリティには「1」、最高プライオリティには「100」を設定します。複数のオブジェクトが同じプライオリティの場合は、再生中の最新と最古のどちらのインスタンスを停止するのかを選べます。

距離に基づくOffset priority設定の利用

リスナーからサウンドオブジェクトまたはモーションオブジェクトまでの距離に基づき、再生プライオリティ(Playback priority)を修正することもできます。Wwiseでは、Attenuation Editorで設定したMax distance(最大距離値)を使いプライオリティをオフセットします。適用するオフセット量は、リスナーに対するオブジェクトの相対的な位置で決まります。オフセットが全く適用されないソースポイントと、指定したオフセット値を全て適用する減衰の最大距離の間で、Wwiseが線形補間を行います。

距離に基づくプライオリティの活用例

例えば、Monster1、Monster2、Monster3の3つの異なるサウンドオブジェクトがある場合を考えます。どのサウンドオブジェクトもPriorityを50、Offset priorityを-10に設定します。またAttenuation EditorでMax distance(最大距離)を100メートルに設定します。ゲーム中は、3匹のモンスターからリスナーまでの距離がそれぞれ変化します。今回は例として、リスナーからモンスター達までの距離が以下であると仮定します。

  • Monster 1: 10 meters

  • Monster 2: 50 meters

  • Monster 3: 100 meters

3匹のモンスターからリスナーまでの距離はそれぞれ異なり、距離に基づくプライオリティオフセットが適用されているので、各サウンドのプライオリティが異なってきます。リスナーからの距離によってサウンドのプライオリティが影響される様子を、以下のグラフに示します。

Playback priorityはPlayback limit(再生制限)と一緒に使われ、再生制限を超えるとWwiseがこれらのサウンドのそれぞれのプライオリティを確認して、どれを再生するかを判断します。

サウンド、ミュージック、モーションの各種オブジェクトの、再生プライオリティを設定するには

  1. Property Editorに、最上位の親オブジェクトを1つロードする。

    info 注記

    対象オブジェクトが最上位のオブジェクトでない場合、Playback Limitオプションを設定する前に、Override parentオプションを選択する必要があります。

  2. Advanced Settingsタブに切り替える。

  3. テキストボックスPriorityに、オブジェクトのプライオリティ、つまり相対的な重要度を表す、1から100までの数値を入力する。

  4. リスナーからオブジェクトまでの距離に基づいて再生プライオリティをオフセットするには、Offset priority by x at max distance(最大距離でxだけプライオリティをオフセットする)を選択する。

  5. テキストボックスに、最大距離でプライオリティをオフセットさせる数値を指定する。


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