レッスン 6

目次

Media Relocation

リージョン同士がわずかに重なることもあり、2つのリージョンのSoundBankが、同時にロードされる可能性もあります。

上図で、Village TriggerがWoodlands Triggerと重なるエリアが少しだけあるのが分かります。同じEventを、両方のSoundBankで使うと、確かにオーバーラップするエリアで使われるメモリが重複します。あなたのコーデックがメディアのリロケーションに対応していなければ、このEventが停止してしまう可能性さえあります。メディアリロケーションとは、1つのオーディオファイルのある位置から、別のSoundBankに入っている同じオーディオファイルの、同じ位置をシークする機能です。今回の例でいうと、Player_FootstepというSwitch Containerは、VillageとWoodlandsの2つのSoundBankにパッケージされています。2つのSoundBankのうちの1つがアンロードされると、再生中のフットステップ音を、まだメモリにロードされた状態のもう一方のSoundBankで再生し続けることができるように、シークします。こうすればオーディオの継続性を確保でき、SoundBankを素早くアンロードできます。メディアリロケーションは、Vorbis、ADPCM、Opus、PCMのどれもが対応しています。


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