レッスン 4
目次
Wwise RoomVerbエフェクトは非常に応用力のあるパラメトリックリバーブです。さまざまな設定をカスタマイズでき、リバーブの質の高さを特定のリソースの使用に合わせることができる最適化プロパティがあります。それでは、Wwise RoomVerbを開いてください。
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LayoutsメニューでDesignerを選択します。
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Project ExplorerのAudioタブで、Master-Mixer Hierarchy > Default Work Unit > World > AUX > Region_Dungeonを展開し、Dungeon_LibraryというAuxiliary Busを選択します。
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Object TabのEffectsタブで、RoomVerb行(ID 0)のPop Outボタンをクリックします。
Matrix Reverbと異なり、RoomVerbにはさまざまなコントロールが搭載されています。
この技能検定と最も関係があるのは、最適化プロパティであるQuality、Density、Room Sizeです。この3つのプロパティは、エフェクトを処理するために必要なメモリ量に直接影響します。右下にEstimated memory usageというメモリ使用量の予測値が表示されます。それでは、DensityとQualityのプロパティを使い、Estimated memory usageを300 KB以下まで削減しつつ、できるだけ品質を高く保つようにしてください。
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Actor-Mixer HierarchyでActor-Mixer Hierarchy > Default Work Unit > World > Player > Playerを展開し、Player_PickupというSwitch Containerを選択します。
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General Settingsタブで、User-Defined Auxiliary Sendsグループボックスに移り、まだ有効になっていなければOverride parentを有効にします。
先ほどのMatrix Reverbの節の手順を行ったばかりであれば、すでに枠にPineForest_Hutが入っているはずです。次の手順で新しいバスをドラッグするときに、必ずPineForest_Hutの枠の上にドラッグし、Auxiliary sendは1つだけにします。
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今度はDungeon_LibraryというAuxiliary Busを1行目 (ID 0) にドラッグします。
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Dungeon_LibraryというAux BusのRoomVerbに戻り、QualityやDensityのプロパティ値を調整し、300 KB以下になるようにします。
プロパティ設定の変更は、常に最適化と品質のバランスを考えることが大事で、できるだけ品質を犠牲にせず、300 KBという制限内に収まるようにします。常に、どのプロパティを下げると品質に大きく影響するのかを分析しながら調整して、同じくらいの最適化をほかのプロパティで行った方がもっとよい結果にならないかを考えるようにしてください。
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Effect Editorを閉じ、Transport ControlでPlayを押してプロパティ変更を評価します。
RoomVerbはリバーブテイルが長いと成果が大きく、WAGで最も多く使われるリバーブです。