サンプルレートの削減。

圧縮されたオーディオファイルフォーマットの使用。

チャンネル数の削減。

Project ExplorerのShareSetsタブで、Conversion Settingsを選択し、Default Work Unit > EnemiesというWork Unitを展開します。

EnemiesというWork Unitに、Conversion Settings ShareSetsが2つ入っています。Enemy_ActionsというConversion Settings ShareSetは、アクションを表現するために中心的な役割を担うオーディオ構造に設定されるもので、例えばエネミーが負傷したり、銃を撃ったり、死んだりする時です。これらのアクションの保存はほかより大事で、一般的に音も大きいため、ほかのエネミー音よりも優先します。それでは、Evil Head Chargeの各種サウンドは非常によく聞こえ、かつ聞こえることが重要なので、Enemy_ActionsというConversion ShareSetに設定してください。Evil Head Changeオブジェクトを探すには、サーチフィールドで検索します。サーチフィールドは、WAGのように何層にも及ぶ階層構成のプロジェクトでは非常に便利な機能で、特定の名前を持つオブジェクトを簡単に探し出せます。

Wwiseのツールバーのサーチフィールドで、Evil Head Chargeを検索してからEvilHead_Attack_ChargeというRandom Containerを選択します。

EvilHead_Attack_ChargeというRandom Containerは、現在親のConversion Settings ShareSetを継承しているため、親をオーバーライドした上で新しいConversion Settings Sharesetを設定しなおす必要があります。

Object TabでConversionタブを選択します。

Override Parentを選択します。

セレクタを使い、 Enemies > Enemy_Actions というConversion Settingsを選択します。

ここで、設定されたConversion Setting ShareSetも、最後に (Custom) とついていることに注目してください。ほかのEnemy_Actionsサウンドと同じConversion Settingsを使うべきなので、モードの設定をCustomからShareSetに変更する必要があります。

Modeリストボックスを開き、Use ShareSetsを選択します。

Conversion Settingsを変更したばかりなので、新しいファイルは生成されていません。それでは、オーディオソースを圧縮してください。

Conversion Settingsグループボックスで、Enemy_ActionsというConversion Settingsの横にあるPop Outボタンをクリックします。

Conversion Settingで、圧縮処理の対象となるオーディオソースをすべて確認でき、オリジナルと圧縮後のオーディオ値も表示されています。

Conversion Settings Editorで、Convert…を選択します。

素早くプレビューするには、現在作業中のプラットフォームだけ圧縮を行います。このタイミングですべてのAudio Sourcesを圧縮しなくても、SoundBankを生成するときに自動的にすべて圧縮されます。

	必ず現在作業中のプラットフォームが選択されていることを確認します。例えば、Windowsを使っていれば、必ずプラットフォームセレクタでWindowsを選択してください。

Audio File ConversionダイアログでConvertをクリックします。

これでEvilHead_Attack_ChargeというRandom Containerの中にあるすべてのAudio Sourcesが圧縮されました。ほかのオーディオ構造用に別のConversion Settingsを設定する場合は、そのConversion Setting ShareSetの名前を分かりやすいものに変えてください。こうすることで、全く異なる特徴のAudio Sourceを同じShareSetにアサインしてフォーマットを妥協するような状況を避け、サウンドカテゴリー全体のConversion Settingsを簡単に変更することができます。

Conversion Settings Editorを閉じます。