レッスン 2
目次
Conversion Settings Sharesetを作成して、サンプルレートを変更して、オーディオコーデックを活用したりオーディオチャンネルを選択したりする方法などを学びましたが、通常、インポートするすべてのオーディオファイルに対して行う手順です。そのため、これからHeartbeatというオーディオファイルを使いすべての手順を実行しながら、同時にメモリ削減を検証してください。
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ツールバーで‘Heartbeat’を検索してから、HeartBeat というRandom Containerを選択します。
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Object TabのConversionタブで、Conversion Settingsグループボックスに移動し、Override parentを選択します。
新しいConversion Settings ShareSetを作成してください。プレイヤー関連の音はすべてPlayer_InteractionというConversion Settings ShareSetにアサインされていますが、Heartbeats(心臓音)は低周波帯に分配されているため、簡単に圧縮率を高めることができます。早速、圧縮率の高いプレイヤーサウンド専用のConversion Settings Sharesetを作成してください。
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セレクタをクリックし、Newを選択します。
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New Conversion Settingsダイアログで、新しいShareSetの名前をPlayer_Shrinkとし、PlayerというWork Unitを選択し、OKをクリックします。
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Player_ShrinkというConversion Settingsの横にあるPop Outボタンをクリックします。
Heartbeat音が4つ表示されますが、すでにConvert...をクリックしてあれば、Size Ratioが1.0:1、つまり同じサイズだということが分かります。
それでは、さらに縮小するためにConversion Settings ShareSetを使い、オーディオチャンネルのコンフィギュレーションを調節してください。
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上部のPlatformリストで、すべてのChannel列をMonoに設定します。
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Convert...をクリックします。
これで、各Heartbeatのオーディオチャンネルを1つずつ減らした結果、Heartbeatsのファイルサイズが半減され、Converted Size合計を、117.6 KBから58 KBまで減らせました。サンプルレートも最小限に抑えたいため、Sample Rate Automatic Detectionを使用してください。
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Sample Rate列を、すべてのプラットフォームでAuto Mediumに設定します。
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Convert...をクリックします。
Audio Sourcesリストを見ると、Converted Size合計が2.472 KBになり、最初のConverted Size合計の618 KBから減らせました。
最後の手順はオーディオコーデックの適用となります。ただ心臓音はとても短いオーディオセグメントで、すでにかなり縮小されているため、PCMフォーマットのままにしておけば、HeartbeatsをポストするときのCPU使用を確実に最小限に抑えられます。