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レッスン 1
目次
ゲームから情報をキャプチャしたあとは、Voice ProfilerレイアウトにあるVoice InspectorやVoice Monitorで、あなたの数々のボイスを細かく分析することができます。Voice Monitorにはすべてのアクティブボイスがビジュアル化され、Voice Inspectorには各アクティブボイスの詳細なボリューム、LPF、HPFの変動が表示されます。このような情報は、ゲームのデバグやミックスの段階で大変役に立ちます。
Voice Profilerレイアウトの使い方を体験するために、まずゲームに接続してください。
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Unityのメニューで、Audiokineticを選択し、Certification > 251 > Lesson 1 に移り、Voice Profiler Sceneを選択します。
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Playを押し、ロードされたら、ESCを選択しメニューを表示させます。
メニューに入るとカーソルが表示されるので、これをWwiseで使います。
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Wwiseで、Remote Connectionsダイアログを使い、ゲームに接続します。
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Unityに戻り、ESCを押し、メニューを終了してVillageに向かって走ります。
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Play を押し、再生モードを終了します。
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Wwiseのメニューで、Layoutsを選択し、Voice Profilerを選択します。
Voice Profilerレイアウト内のビューを見ていきます。
Voice Profilerレイアウトには7つのビューがありますが、上の4つ(Project Explorer、Transport Control、Object Tab Group、Capture Log)は、すでに見慣れたビューです。その下にあるのがVoice Explorer、Voice Inspector、Voice Monitorです。
初めてVoice Inspectorを使うときに、以下のメッセージがVoice Inspectorに表示されることがあります。
デフォルトでVoice InspectorにVoice Inspector Dataの表示を許可することになっているため、これを有効にします。
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Voice Inspectorビューで、警告メッセージの左にあるView Settings(ギアのアイコン)をクリックします。
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Profiler Settingsウィンドウで、Voice Inspector Dataが選択されていることを確認してからOKをクリックします。
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Voice ExplorerとVoice Inspector: ゲームからくる情報をキャプチャした後、指定しておいたボイスのライフタイム中の変動した様子がこれらのビューに表示されます。ボイスを3つのレベルで検証した結果が、それぞれのパネルに表示されます。
- Game Object and Voice List: Voice Monitorのキャプチャでとらえた、すべてのアクティブなゲームオブジェクトとそれらに関連するボイスのリスト。Game Objects and Voices Listにあるボイスを1つ選択すると、Voice GraphとContribution Listに内容が表示されます。
- Voice Graph: 選択したボイスのパイプラインを、ProfilerのVoices Graphに似た形式で、図式化して表示します。
- Contribution List: Voice Monitorで選択した特定のオーディオフレームにおける、ボイスの変動のリストを表示します。
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Voice Monitor: キャプチャ中にあった、すべてのアクティブボイスのボイスボリュームを、図式化して表示するビュー。タイムカーソル(黄色い線)を使って、リストやVoice Inspectorで見せるスナップショットの時間を指定します。サウンドスケープにあるサウンドのボリュームレベルを個別にモニタリングしたいときに、非常に便利なビューです。
Voice Monitorに各種ボイスを図式化して全体的に表示しつつ、Voice Inspectorも確認できるようにすることで、ボイスの細かい調査をしたいときに、2つのビューが互いに補完し合ってくれます。
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Voice Monitorに表示されるのは計算結果としてのボリュームレベルであって、ラウドネスを直接に表現しているのではありません。つまり、このレイアウトで、Wwise Silence Audio Sourceのように実際のサウンドスケープでは耳に聞こえないようなボイスも、調査することができます。 |