レッスン 1

目次

Profilerを理解する

情報が分かりやすいように、Wwise Profilerは3つのセクションに分かれています。それぞれが互いに接続し依存し合っているため、トラブルシューティング中には頻繁にビューを切り替えて確認します。Profilerは、これまでの技能検定で学習し使い慣れていると思いますので、この技能検定に該当する部分を簡単にまとめます。

  • Capture Log: サウンドエンジンの全アクティビティに関する情報のログ。

  • Advanced Profiler: サウンドエンジンの内容を示す非常に細かい情報で、SoundBankメモリサイズから、アクティブなEventをノードで示した構成にいたるまでを提供します。

    このウィンドウの情報は、特定のフレームで生成した「スナップショット」であるため、表示された情報は、厳密にそのフレームで発生した内容を表します。Performance Monitorの時間カーソルを前後させれば、選択中のフレームに合わせて情報が更新されます。

  • Performance Monitor: 色分けされたグラフのある画面で、CPU、メモリ、帯域幅などさまざまな情報を時間軸に示しています。

    グラフビューは、Performance Monitorの時間カーソルでAdvanced Profilerに表示される内容が決まります。Performance Monitorで急激なリソース超過に気付いたときは、時間カーソルを問題のフレームまでドラッグした上で、Advanced ProfilerやCapture Logで詳しい原因を調べます。

[ヒント]

グラフやリストの表示内容は、あなたが探している内容に合わせてカスタマイズできます。

  1. Performance Monitorビューの右上にあるView Settingsアイコンを選択します。

  2. Performance Monitor SettingsビューのShow in Graph列で、以下が選択されていることを確認します:

    • CPU - Total

    • Number of Voices (Physical)

    • Number of Voices (Total)

    • Output Peak

    • Total Streaming Bandwidth (Low-Level)

    • Total Used Memory

    [注釈]

    Moving Avg列に0より大きい数値を設定すると、平均の曲線が、元のグラフの曲線に重ねて表示されます。これはCPUやStreaming Bandwidthなど頻繁に上下するデータをモニタリングするときなどに、特に便利です。

これらのオプションを選択しておけば、以後の演習で使えるさまざまなグラフを見ることができます。


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