レッスン 4
目次
音を合成する代わりに、オーディオファイルを音源とするサウンドSFXオブジェクトをMIDIミュージックトラックのターゲットにすることができます。また、サウンドSFXのオブジェクトが、入ってくるMIDIノートメッセージのピッチに基づいて、参照先のファイルのピッチを変えるようにも、設定できます。その結果、サンプラープレイバックシステムを開発する手段に使えます。MIDIシーケンスと一緒に現実世界の音を利用できるというメリットのほか、同じオーディオレコーディングを無数のMIDIシーケンスから参照できるので、メモリ消費を大幅に削減できる可能性があります。このアプローチを試すのに、既にアセットがいくつか設定してあるBoss-Dミュージックセグメントを使います。
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Boss-Dミュージックセグメントを選択して展開します。
主要なミュージックトラックはオーディオファイルを参照先として、Random Stepのサブトラックにはインポート済みMIDIシーケンスクリップが5本入っているのが、分かります。MIDIトラックは、MIDIを音にレンダリングできるオブジェクトをターゲットにしていないので、音を出せません。
これから行う演習の最初の部分では、サブトラック5本のうち1本目をレファレンス先とするので、それを強制再生させます。
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最初のMIDIトラックの強制再生(Force play)を設定してから、Boss-Dミュージックセグメントを再生します。