レッスン 3
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これで、心拍音のボリュームを左右する様々なプロパティを見ることができます。もし具体的に、設定内容によって心拍音のボリュームがどのように制御されているのかをリアルタイムで見ることができたら、さらに分かりやすいと思われます。Voice Profilerというレイアウトを使えば、それも可能です。
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Wwiseメニューバーで Layouts > Voice Profiler を選択します。
Voice Profilerレイアウトには、多様なビューが含まれています。下図のようにするには、それぞれのサイズを調整する必要があるかもしれません。
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Voice Inspectorを使えるようにするには、まずProfiler SettingsでVoice Inspector Dataを有効にします。
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メニューバーで、 Project > Profiler Settings を選択します。
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Voice Inspector Data を選択し、 OK をクリックします。
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Start Capture ボタンをクリックします。
レイアウトの下にあるVoice Monitorグラフの上を移動する、黄色いカーソルがあります。
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Heartbeat Sound SFXオブジェクトを再生します。
心拍数の再生ボリュームを表す線が、表示されます。条件が変わると、計算値が変わるのが分かります。
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Transport ControlでPlayerLife Stateを Alive に設定し、PlayerHealthのRTPC値を 0 まで下げます。
グラフ上の線が上がり、心拍音が聞こえます。
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Voice Explorerで、左側のペインにある Heartbeat 列をクリックします。
図にSound SFXオブジェクトが長方形で表示され、現在のボリュームやフィルター値が示されています。HeartbeatがどのようにMaster Audio Busを経由しているのかも、図示されています。オーディオバスのルーティングについては、このコースでこれから勉強します。
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Transport Controlで引き続き、PlayerLifeステートとPlayerHealth RTPCを調整します。
Voice Inspectorの右側のペインを見ると、Wwiseのどの機能がHeartbeatsのボイスボリュームに作用しているのかを示すリストがあります。これらを'drivers(ドライバー)' と呼びます。音を再生しているのに聞こえないような状況があれば、その状態を引き起こしている原因を正確に把握するのに、これらがぴったりのツールです。
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Transport Controlビューで心拍音を停止してから Stop Capture ボタンをクリックします。