レッスン 2

目次

ランダマイゼーション(ランダム化)機能の使用

オーディオがビデオゲームに与える大きな要素の一つとして、ビジュアルだけでは伝えられない部分をオーディオで補うことができます。オーディオの役目は、スクリーンで見えるグラフィックのサポートをするだけではありません。ゲームで見えている以外の部分を考えることが重要になります。そこで、視界にないものに注目してください。例えばWwizardが氷のジェムを発射すると、それはWwizardの杖からすぐになくなります。ジェムは、一体どこへ?もちろん地面に落ちたのですが、アニメーション的にそれを示すものは何もありません。だからといって、ジェムが地面に落ちる音を追加できないわけではありません。加えるべきなのです。これが、プレイヤーの没入感につながります。

それでは早速、地面に落ちるジェムのサウンドを追加してみます。氷のジェムは地面に落ちると必ず割れてしまい、その破片が異なるパターンで散乱するので、毎回違うソニックリズムを生み出します。物が地面に落下する1つの録音を何回も繰り返し使ってしまうと、すぐに不自然に聞こえはじめ、プレイヤーにとって耳障りです。これを防ぐために、ジェム(宝石)を地面に落として作成したオーディオファイルを何個かインポートします。そして、Random Containerというオーディオストラクチャを使い、氷のジェムを発射するたびに、インポートした複数のファイルから1つ選ぶようにします。


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